2016年09月27日

「ありとほし」はこんな芝居です。

winmail.dat
「ありとほし」というタイトルは、いくつものイメージや引用を複合させて名付けま
した。まずは普通に音読したとおりの「アリと星」でありますし、伝統演劇に興味の
ある方は能楽の「蟻通」を思い浮かべることでしょうし、その世阿弥の手になる謡曲
の原案となった「紀貫之」の言い伝えをご存じの方もいらっしゃるでしょうし、当然
そのとき、架空の町・ツダのあるという、泉州南部地域に所在する「蟻通神社」(泉
佐野市)に思いを馳せることでしょう。さらに私は「アリの歩みでは遠すぎる」とい
う意味での、ニンゲンの煩悩からの脱却、迷いからの解脱の不可能性、つまりニンゲ
ンとは煩悩を抱え、迷い悩むものであり、悲しくも愚かで、情けなく、そして戦争や
人殺しもやってのけてしまうものなのだ、ということも考えてみました。

 この世に生命が誕生してから38億年、永遠にも等しいその時間、誕生と死を循環
する二つのタマシイを主人公として、誕生と死のはざまでの何度目かの邂逅を描きま
す。そのふたりとは、38億年を経て初めてニンゲンに生まれ変わることのできる者
(役名はタマです。坂本正巳が演じます)と、幸運にも今まで何度もニンゲンとして
生きた記憶のある者(役名はキノカワミツル、かつては歌人・紀貫之として生きたこ
ともあり、戦国時代農民として無残な死を遂げたこともあり、戦場では兵隊として人
を殺したこともある。もちろんニンゲンではなく、例えばアリだったこともあった、
ということですが。村尾オサムが演じます)。

 今回の「ありとほし」は、今までのツダ・シリーズとは大きく異なり、日常世界を
舞台としておりません。それゆえ、いわゆる〈何でもあり〉の、演劇としてはすこぶ
る楽しく刺激的なものになるだろうと考えています。

ストーリーというものがあるとすればそれは、キノカワミツルの38億年(おおげさ
です)の記憶の地獄めぐりであり、たった今、死を迎えたタマシイの巡る、走馬燈で
あるかもしれません。ゆえに、全体の構造は、シーンの連続性もなく連なっているよ
うで(あるのですよ実際には)、まるでコラージュのようでもあります。そこのとこ
ろを柔軟なアタマで了解していただけますと、きっと、とても楽しい芝居になってい
ると思います。

いつもどおり正方形の舞台で〈エンゲキ〉という表現芸術であることに開き直った演
出で、さらに〈関西の劇団であること〉を強く意識した、もしかしたら私たち遊劇体
の公演としては、今後のターニングポイントにもなりかねない作品になるかもしれま
せんし、ならないかもしれません。まあ、いずれにしましても〈喜劇である〉ことを
意識しての公演は、実は初めてなのであります。

 宇宙的な視野で、この地球の生命誕生のヒミツを、ツダという町のある泉州南部の
山中に封じ込めました。





posted by yu-gekitai at 15:20| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

26日のマチガイですね。

 27日となってるのは、26日のマチガイですわ。うまくゆかないときは何をやっ
てもうまくゆかないものですじゃ。
posted by yu-gekitai at 08:48| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

27日(・・・。)

 うまくゆかないときは何をやってもうまくゆかないもので、そうゆう巡りあわせな
のか、そういうことで人生のいろんなバランスがとれているのか。ただ、家族のいる
幸せを感じるのだ。
posted by yu-gekitai at 08:47| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

25日(「ありとほし」稽古11回目。)

 京都芸術センターにて。稽古用のシーン割りが全部で11シーンだったのだけれ
ど、シーン1を四分割して、14シーンに分けた。特に意味はない。ピリオドを打つ
ことで、まだ終わってない、から、ここまでは何とかできたと、メリハリをつけるた
めである。休憩なしの2時間ぶっ続けの稽古を3セット。休憩時間、打ち合わせの時
間も含めて8時間があっという間で終わった。シーン1からシーン6まで。

 ちょっと、飲みに行かなければいけないように感じるところがあったので、
〈ニューシンマチ〉へ。パンダさん、クボちゃん、カナPと。
posted by yu-gekitai at 08:37| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月25日

24日(熊取ゆうゆう大学演劇講座。)

 泉州でやらせていただいている演劇講座は、正確には、熊取ゆうゆう大学〈泉州の
コトバでエンゲキをやって舞台へ立とう〉講座、といいます。ながったらしいです。
その講座7回目の今日は、「雨山黄金伝説」の読み合わせでした。時間がいくらあっ
ても足りない状況で、みなさんしっかりやってくれます。感謝。
posted by yu-gekitai at 09:17| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月24日

23日(・・・。)

 ちょっとエライことになってしまった。公演直前の一日が、通常なら最後の通し稽
古をする日が、ほぼ完全NGに決まった。ウチから稽古場まで2時間半かかるので、早
めに終えられ、駆けつけたとしても(まずそれは奇跡に近い)、稽古場到着は夜の7
時過ぎか。私不在の最終の通し稽古になることは間違いないだろう。史上最高に遅れ
ている今回の稽古を、さらに無い時間を前倒しにして創り上げてゆかねばならない。
ドキドキする。救心をください。
posted by yu-gekitai at 10:18| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月23日

22日(彼岸会落語会に行った。)

 笑福亭松枝一門にて。大太鼓、絞太鼓、三味線、能管、篠笛、どら、鉦の出囃子実
演がうれしかった。正永寺にて。
posted by yu-gekitai at 10:33| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

21日(「ありとほし」稽古10回目。)

winmail.dat
 京都芸術センターにて。シーン2、シーン3、シーン1の後半。稽古用の便宜上の
シーン割りでは全部で11だったかな、たくさんあるけれど、割り稽古ができない。
基本的にどのシーンも全員が出演しているので、現在の状況では、稽古の進展は、な
かなか難しい。忍耐、辛抱、という状況。ここまで不安な稽古場は、私の体験では一
等賞だろう。きっとみんな苦しいだろうが、そのことにくじけず前を向いて進むしか
ない。
posted by yu-gekitai at 10:22| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月21日

20日(台風なので。)

 久しぶりにゆっくりと台風の雰囲気を味わった。不謹慎かもしれないが、雨戸を閉
めて家に閉じ込められているのが好きだ。風の呻き、雨戸や家の軋む音、雨で洗われ
ている町、なんでか、子どものころから好きでしょうがない。
posted by yu-gekitai at 08:49| 京都 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月20日

19日(ありとほし薪能を観た。)

 お祓い、巫女神楽、火入れ、能の解説、独鼓「蟻通」、狂言「腰折」、能「融」と
いうプログラム。雨混じりの天候ゆえ休憩時間をはしょって、淡々と進行。中だるみ
せず良かったと思う。終了予定時間の30分前にプログラムを終えた。雨具の必要は
ギリギリなかった。ウチからそう遠くないし、来年も都合が合えばぜひとも参加した
いです。
posted by yu-gekitai at 10:05| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

18日(・・・。)

 京都駅から名古屋へ。京都駅は連休のためか、普通に歩けないほど、ものすごい混
雑。スーツケースで足をひき逃げされました。でも外国語ばかり響いているから、連
休はやっぱりカンケイないのかな?
posted by yu-gekitai at 09:49| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

17日(泉州演劇講座、そして稽古9回目。)

 熊取ゆうゆう大学演劇講座。熊取町公民館ホールにて。「雨山黄金伝説」の本読
み、読み合わせ、だいたい40分くらい。いろんな困難を打ち負かさねばならない。

 そのまま京都へ。「ありとほし」稽古9回目。京都芸術センターにて。シーン2と
シーン1の後半。サクサクと進行させる。でないと、時間が足りなくなりそうに思っ
ているのは私だけか?
posted by yu-gekitai at 09:45| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月16日

16日(「雨山黄金伝説」書き終わりました。)

 6枚書いて、14枚で書き終えた。自然とタイトルが浮かんで「雨山黄金伝説」と
名付けた。長台詞の多い後半はタイヘンどす。長台詞のせいで、上演時間は40分近
くになるかもしれない。しかし、たった4日で書き上げたぞ。
posted by yu-gekitai at 20:17| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

15日(2枚書いた。)

 2枚書いて8枚になった。まだタイトルは決まらない(ひさかっちゃんありがとう
ございます。現在「初体験」がいちばんいいかなと思っています)。こりゃあもう、
自分で決めた締め切りですが、間に合わない可能性大です。夕方からは月見酒で酔っ
ぱらってましたけど(ちゃんと台本書かんかいっ)。
posted by yu-gekitai at 09:25| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月15日

14日(2枚書いた。)

 2枚と半分を書いて6枚になった。まだタイトルは決まらない。声を出して読んで
みたら1枚につき2分かかった。30分くらいの上演時間にしたいということは、1
5枚くらいまでで書き終わらなくてはならないということ(昨日は20枚てゆうてた
くせに)。まあ、流れとしてはちょうどええペースで進行してるかな。あと2日で9
枚。やらないかん。
posted by yu-gekitai at 12:15| 京都 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月14日

13日(3枚書いた。)

 熊取ゆうゆう大学〈演劇講座〉の発表公演のための台本、3枚と半分書いた。タイ
トルはまだ決めかねている。上演予定時間は30分と考えているので、20枚以内に
しなければいけない。予想通り、昨日の構想(というおおげさなものではない)は、
日が変わり、いざ書き始めようとすると、ちっとも面白くなくなっている。困った
な。しかし、書かないわけにゆかない。今日から16日の金曜日まで、4日間で書き
上げるのが目標。
posted by yu-gekitai at 09:21| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月13日

12日(雨山。)

winmail.dat
 17日(土)の午前中までに書き上げたい台本を、まずは書き始めるにあたって、
昨日の中家住宅の見学と、もうひとつ、どうしてもしておきたかったことは、雨山に
登ること。山頂で想を練ると、なんかストーリーがすんなり浮かんできたような気が
して。下山しながら頭の中で登場人物たちを会話させてみると、オモシロくなってき
たような気がして。でも、それも全部気のせいかもしれないし。ここのところずっ
と、弱気、陰気、病気のワタシですから。
posted by yu-gekitai at 09:35| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月12日

11日(中家住宅。)

 重要文化財中家住宅を見学した。演劇のための設備は一切ないけれど、空間として
美しく、清潔で、なんというか力がある。場の力。三間四方のダイドコロという能舞
台のような場所がメインの舞台となりそうです。それをL字形に客席が囲むかたち。
もったいないくらい素晴らしい。遊劇体の公演をいつかここでやりたい、と強く思っ
た。

 ちなみに中家とは遠い昔、縁戚関係にありました。ウチから嫁に行ってるはずで
す。
posted by yu-gekitai at 10:49| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

10日(泉州演劇講座、そして稽古8回目。)

熊取ゆうゆう大学の演劇講座は順調。参加者の方がたの取り組み方がすばらしい。中
家住宅での発表を少しでも良いものにしたいと気合が入る。終了後そのまま京都芸術
センターへ。「ありとほし」の稽古8回目。いろいろと、嵐の予感。
posted by yu-gekitai at 10:09| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月10日

9日(・・・。)

winmail.dat
 芝居の夢は、よくみる、のですが、今朝みたような絶望的な夢は、初めてみまし
た。「ありとほし」が、たくさんの方がたから最低の評価を下され、それに憤慨した
私は、もはや芝居をやる気が失せてしまう、という夢なのです。目が覚めてからしば
らくは苦しかった。いや、これを書いている今も苦しいんですが。「ありとほし」を
読み返すと、奇妙なことに、やはり私としてはオモシロい。なぜこうまで不安になる
のか。私のなかでは整合性はあるのだけれど、省略の度合いと(いわゆる)ぶっ飛び
具合が激しすぎるゆえ、一見、常軌を逸した内容に見えるので、誰からも理解されな
いかもしれないという不安。いや、でもそれがオモシロい、今回のキモだと思ってい
る自分がいるし。冷静になって考えると、稽古の進行具合に対する不安も大なのかも
しれない。それゆえキャスティングの冒険を取りやめたし。今回ほど不安にまみれた
状況で本番に向かうのは、あの時(あえて記さない)以来であり、現時点で最大級
だ。
posted by yu-gekitai at 09:59| 京都 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする