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鬱々する、というか悶々としている。そんななかで本宮ひろ志「男一匹ガキ大将」
の一部を読んだ。なんちゅうたらええんやろな、その世界感はちょっと、奇形であ
る。私には全く無理。
同じ本に収録されている矢代まさこ(この本では、矢代まさ子名義)さんの「おたふ
く賛歌」は、やっぱり心をつかまれます。主人公のみならず、すべての登場人物の心
の動きに納得できる、というか。そして、抜群に絵やコマ割りが素晴らしい。一コマ
一コマに見惚れることができる。つまりマンガとしての完成度が高い。やはり傑作で
す。「別冊少年ジャンプ」71年4月号。