私にとってエンゲキは必要なものである、と思う。でもそれはリモート画面を通し
たものではないはず。無観客での公演を映像で観ていただく。それもまた、アリだと
は思う。なんらかの意義は認められそうである。でも、俳優が別々にいて、それを合
成するとなったら、エンゲキはエンゲキでなくなるように思う。意識は野外での上演
へと志向する今日この頃である。
2020年06月30日
2020年06月29日
28日(大切なこと。)
根本的なことをひとつ明確にしなければならない。舞台芸術と呼ばれるものの映像
での配信は、舞台芸術ではない。断じて違う。今は目新しく斬新に思えるかもしれな
い。リモートなるものの正確な意味は知らない。一回くらい経験してみるのもよいの
だろうけれど、リモートでの上演は、行為それ自体とは異なるものだ。勘違いをされ
てはいけない。させてはいけない。失うものが大きすぎる。間違いであり、危険なこ
とだと思う。
と、自分に言い聞かせている。
での配信は、舞台芸術ではない。断じて違う。今は目新しく斬新に思えるかもしれな
い。リモートなるものの正確な意味は知らない。一回くらい経験してみるのもよいの
だろうけれど、リモートでの上演は、行為それ自体とは異なるものだ。勘違いをされ
てはいけない。させてはいけない。失うものが大きすぎる。間違いであり、危険なこ
とだと思う。
と、自分に言い聞かせている。
2020年06月28日
27日(頭がボンヤリ、身体が重い。)
まあ、普通、ボンヤリ頭で、太っているので身体が重いのですが、今日は、目覚め
たときから、なにか違うドンヨリとした身体のだるさでして、こりゃあきっと、水分
の不足ですよ。熱中時代かもしれないなと思うのです。で、コップに冷酒をなみなみ
と注いだら、マユミさんに見つかって、きつく叱られました。
たときから、なにか違うドンヨリとした身体のだるさでして、こりゃあきっと、水分
の不足ですよ。熱中時代かもしれないなと思うのです。で、コップに冷酒をなみなみ
と注いだら、マユミさんに見つかって、きつく叱られました。
2020年06月27日
26日(美味しくて仕方がない。)
食事もお酒も美味しくて。そういえばもう、外食というものを長い間していない。
2月の何日か、からだ。居酒屋にも行っていない。すべてウチでのごはん、家呑みで
ある。
2月の何日か、からだ。居酒屋にも行っていない。すべてウチでのごはん、家呑みで
ある。
2020年06月26日
25日(檄。)
本日の毎日新聞夕刊の記事。大いなる檄を頂戴しました。ありがとうございます。
私に向けての文章ちゃあうけどね。
私に向けての文章ちゃあうけどね。
24日(ツバメは。)
ほんの一瞬だけ京都の事務所へ。ツバメの雛たちがいない。親ツバメもいない。空
き家になってしまっていた。無事に巣立ったのか。それとも。
軒下の糞などの汚れは、お隣のスナックのママさんがキレイにお掃除をしてくれてい
た(時どきお掃除をしてくれる。ありがとうございます)。ママさんからはお話を訊
けなかったので様子はわからない。カラスに攻撃されて羽毛などが飛び散り、悲惨な
ことになっていたからお掃除をしてくれた、という可能性もあるのだ。気になる。
き家になってしまっていた。無事に巣立ったのか。それとも。
軒下の糞などの汚れは、お隣のスナックのママさんがキレイにお掃除をしてくれてい
た(時どきお掃除をしてくれる。ありがとうございます)。ママさんからはお話を訊
けなかったので様子はわからない。カラスに攻撃されて羽毛などが飛び散り、悲惨な
ことになっていたからお掃除をしてくれた、という可能性もあるのだ。気になる。
2020年06月24日
23日(ああ。)
予想とウワサのとおり、本年度の祭礼においての、だんじりの曳行が中止と決まっ
たようです。
たようです。
2020年06月23日
22日(私の大好きな『妖精』さん。)
winmail.dat
妖精さんが見えるという方(だいたいにおいて女性である)もいらっしゃいます
が、私はまだ見たことはありません。絵本だとかで見ると昆虫のような翅が生えてま
すね。だいたい美しい姿をしておりますね。
イタリアのプログレ・ロックの、ロカンダ・デッレ・ファーテというバンドのファー
スト・アルバムのタイトルが『妖精』で、私の愛聴盤なんですが、ジャケに描かれた
妖精さんが虫みたいなんだけども、美しい。いやちがうな、ジャケのイラスト全体、
そして配色が美しい。一度見たら忘れられないほど印象的。ジャケ買いというかひと
めぼれ。こんなジャケに収められた音楽は悪かろうはずがないと、聴く前から確信が
持てるほど。45年ほども昔のことですが。
脈絡のない文章である。当然アドリブで書いている。
妖精さんが見えるという方(だいたいにおいて女性である)もいらっしゃいます
が、私はまだ見たことはありません。絵本だとかで見ると昆虫のような翅が生えてま
すね。だいたい美しい姿をしておりますね。
イタリアのプログレ・ロックの、ロカンダ・デッレ・ファーテというバンドのファー
スト・アルバムのタイトルが『妖精』で、私の愛聴盤なんですが、ジャケに描かれた
妖精さんが虫みたいなんだけども、美しい。いやちがうな、ジャケのイラスト全体、
そして配色が美しい。一度見たら忘れられないほど印象的。ジャケ買いというかひと
めぼれ。こんなジャケに収められた音楽は悪かろうはずがないと、聴く前から確信が
持てるほど。45年ほども昔のことですが。
脈絡のない文章である。当然アドリブで書いている。
2020年06月22日
21日(妖精さん。)
ポケモンさんをゲットするのには、神社仏閣などパワー・スポットに行けば多いら
しく、レアのものもいるんだそうです。妖精さんは夜の繁華街に多いと最近耳にしま
すが、私のイメージでは神秘的な森の奥だとか、人里離れたところなんだけどな。
しく、レアのものもいるんだそうです。妖精さんは夜の繁華街に多いと最近耳にしま
すが、私のイメージでは神秘的な森の奥だとか、人里離れたところなんだけどな。
2020年06月20日
20日(うーむ。)
winmail.dat
未確認情報ではあるのだけれども、今年の、地区の盆踊り大会が中止と決まったよ
うである。さらに、うわさではあるが、祭礼も、だんじりの曳行ということに関して
は中止になるという。大昔から伝えられてきた伝統行事が中止になるというのは、私
たちごときの芝居が中止とか延期とかゆうのより、大変なことである。
未確認情報ではあるのだけれども、今年の、地区の盆踊り大会が中止と決まったよ
うである。さらに、うわさではあるが、祭礼も、だんじりの曳行ということに関して
は中止になるという。大昔から伝えられてきた伝統行事が中止になるというのは、私
たちごときの芝居が中止とか延期とかゆうのより、大変なことである。
19日(雨。)
外出しないとなると雨模様もオツなものだ。庭の苔がどんどん元気づいているよう
で、緑色が冴える。
で、緑色が冴える。
2020年06月19日
18日(妖精さん。)
そんなに気にしているわけでもないし、世間でもそんな大ごとのように語られても
いないし、私もしっかりと注目して、日々確認をしているわけでもないので、正確な
ことは知らないのですが、たまたま目にしたりするテレヴィのニュースやなんかで、
また最近になって、妖精さんが増えているようなんですが。
いないし、私もしっかりと注目して、日々確認をしているわけでもないので、正確な
ことは知らないのですが、たまたま目にしたりするテレヴィのニュースやなんかで、
また最近になって、妖精さんが増えているようなんですが。
2020年06月18日
17日(これが私の普通。)
身体のアチコチが痛い。眼がちゃんと見えない(いろいろと複雑である)。太陽の
光が眩しすぎる。舌や口の中をよく噛んでしまう。頭がどんよりと重い。物忘れが激
しい。しょうもないとわかっていること、他人が迷惑だと感じているとわかっている
ことでも、ガンガンしゃべり続けてしまう。今流行のマスクをつけると口が臭い。喉
に痰がからんで仕方がない。字を書く腕が重い。日が暮れるのが早い。ご飯が美味し
い。太っている。
光が眩しすぎる。舌や口の中をよく噛んでしまう。頭がどんよりと重い。物忘れが激
しい。しょうもないとわかっていること、他人が迷惑だと感じているとわかっている
ことでも、ガンガンしゃべり続けてしまう。今流行のマスクをつけると口が臭い。喉
に痰がからんで仕方がない。字を書く腕が重い。日が暮れるのが早い。ご飯が美味し
い。太っている。
2020年06月17日
16日(ソーシャル・ディスタンス。)
winmail.dat
まだ日にちはお知らせできない事情があるのだけれど、延期になっている遊劇体の
次回公演の公演会場は、ウイングフィールドさんだ。劇場内ギュウギュウ詰めの壇
蜜、あんみつ、アンミカの3密状態でドラマの設定をしている。
もうはっきり言っちゃうけど、通常の観客席を取っ払い、フラットな床面(もしくは
緩やかなすりばち状)で、円形、ウイングフィールドだから楕円形になるのだが、そ
の中心点に向かって俳優が演技をし、観客がそれを囲んで観劇するという上演形式な
のだ。今はまだアタマのなかでしか存在しない新作、『われわれは遠くから来た(そ
してまた遠くへ行くのだ)』は、そういう形式で上演をしたいのだ。ソーシャル・
ディスタンスという面でいえば、かなりモンダイがある。
あのウイングフィールドの空間に、お客さん、出演者、スタッフを合わせて、私とし
ては1ステージ80人で想定していた。思うのだが、仮にもし、本当に公演が実現する
のなら、出演者・スタッフ・関係者は20人とすると、お客さんは1ステージにつき何
人まで閉じ込められる?
観客を限定人数10名様としても、全体では劇場内の人数は30人になってしまう。なん
とか無茶をしたとしてもお客さんは20人までが限度じゃないだろうか。なんとなくだ
けど。想像にすぎないけれど。
入場料は諸事情により変更できないから大赤字必至。それでも上演できるならばやる
しかない。
まだ日にちはお知らせできない事情があるのだけれど、延期になっている遊劇体の
次回公演の公演会場は、ウイングフィールドさんだ。劇場内ギュウギュウ詰めの壇
蜜、あんみつ、アンミカの3密状態でドラマの設定をしている。
もうはっきり言っちゃうけど、通常の観客席を取っ払い、フラットな床面(もしくは
緩やかなすりばち状)で、円形、ウイングフィールドだから楕円形になるのだが、そ
の中心点に向かって俳優が演技をし、観客がそれを囲んで観劇するという上演形式な
のだ。今はまだアタマのなかでしか存在しない新作、『われわれは遠くから来た(そ
してまた遠くへ行くのだ)』は、そういう形式で上演をしたいのだ。ソーシャル・
ディスタンスという面でいえば、かなりモンダイがある。
あのウイングフィールドの空間に、お客さん、出演者、スタッフを合わせて、私とし
ては1ステージ80人で想定していた。思うのだが、仮にもし、本当に公演が実現する
のなら、出演者・スタッフ・関係者は20人とすると、お客さんは1ステージにつき何
人まで閉じ込められる?
観客を限定人数10名様としても、全体では劇場内の人数は30人になってしまう。なん
とか無茶をしたとしてもお客さんは20人までが限度じゃないだろうか。なんとなくだ
けど。想像にすぎないけれど。
入場料は諸事情により変更できないから大赤字必至。それでも上演できるならばやる
しかない。
2020年06月16日
15日(お。)
来週号から、少年誌初登場! 山上たつひこ先生による新連載『光る風』の登場
だ。これはとってもオモシロいポリティカルSF漫画だ。私は単行本で持っているし、
読んだので知っている。『あしたのジョー』も『巨人の星』もすごいことになってる
し、今から来週号の発売が楽しみだ。「少年マガジン」。
だ。これはとってもオモシロいポリティカルSF漫画だ。私は単行本で持っているし、
読んだので知っている。『あしたのジョー』も『巨人の星』もすごいことになってる
し、今から来週号の発売が楽しみだ。「少年マガジン」。
2020年06月15日
14日(曖昧さの回避。)
winmail.dat
昨日このブログに記した、私の青春期に受けた〈3大カルチャー・ショック〉です
が、曖昧さの修正をはかるために、もう少し書きます。
「ニュー・ロック」について。あくまで私によるカテゴライズです。普通に
ニュー・ロックといえば、ジミ・ヘンドリクスだとか、レッド・ツェッペリンとか、
ピンク・フロイドとか、クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルなどなん
ですが、私はさらに、ペンタングルとか、フェアポート・コンヴェンションなどの
フォーク・ロックも、リッチー・ヘヴンスなどのシンガー・ソング・ライターも、白
人によるブルースも加えます。まあ、いわば、欧米のポップ・フィールドの音楽のな
かで、新しくてカッコイイと感じたものということでよいのでしょうか。そこには同
じように、日本の、フォーク・クルセダーズや、五つの赤い風船や、岡林信康も含ま
れるのです。
そして70年代末からの「パンク・ロック」も、同じ流れの川なわけで、名は異なっ
ても同じです。
「ガロ」系のマンガについては、私は、何年ごろくらいか、70年代後半かなあ、80
年代になってからかなあ、ヘタウマとか面白主義だとか言われだしたころからは、逆
に憎むようになります。「ガロ」系が好きだったって、嫌いな作家も数多いですか
ら。私の好きな「ガロ」系はあくまで正統派、つげ義春、楠勝平、つげ忠男、勝又
進、矢口高雄などの、なんといえばよいのか、やはり〈ニンゲン〉とか〈社会〉を
ちゃんと描いている〈おとな〉の先生方です。そして少し遅れて「ガロ」のライバル
誌、手塚治虫先生の「COM」を知るわけですが、そこで出会った(私にとっての)新
しい漫画家さんたちも鮮烈でした。今なお私の中で圧倒的な存在感で君臨する矢代ま
さこさん、そのほかには、樹村みのり、あすなひろし、真崎・守、みやわき心太郎と
いった方々。さらにそこから裾野が広がっていって、杉浦茂先生、辰巳ヨシヒロ、山
本まさはる、みやはら啓一、小島剛夕、平田弘史といった貸本マンガ出身の先生方、
ニュー・ウェイヴとしてどの先人にも似ていなかった上村一夫さんとか、いやもう、
ワクワクさせられました。まあ、私にとってのトップ・スリーは、つげ義春さん、楠
勝平さん、矢代まさこさんですけど。
さらに念のためですが、白土三平、水木しげる、手塚治虫、藤子不二雄、楳図かず
お、ちばてつや先生らは、「ガロ」に出会う以前から好きですよ。名は挙げなくても
ほかにもほかにもいっぱい。よけい曖昧になっちゃった。でも、自分の好きなことを
だらだら書き連ねるのは楽しいな。
あとひとつだけ。「満開座」でカルチャー・ショックを受けて、免疫のついてし
まった私にとっては「状況劇場」も「日本維新派」も、全然ショッキングじゃあな
かった。「犯罪友の会」の方にグッときました。そこにはちゃあんと〈ニンゲン〉が
存在していたからだろうな。
昨日このブログに記した、私の青春期に受けた〈3大カルチャー・ショック〉です
が、曖昧さの修正をはかるために、もう少し書きます。
「ニュー・ロック」について。あくまで私によるカテゴライズです。普通に
ニュー・ロックといえば、ジミ・ヘンドリクスだとか、レッド・ツェッペリンとか、
ピンク・フロイドとか、クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルなどなん
ですが、私はさらに、ペンタングルとか、フェアポート・コンヴェンションなどの
フォーク・ロックも、リッチー・ヘヴンスなどのシンガー・ソング・ライターも、白
人によるブルースも加えます。まあ、いわば、欧米のポップ・フィールドの音楽のな
かで、新しくてカッコイイと感じたものということでよいのでしょうか。そこには同
じように、日本の、フォーク・クルセダーズや、五つの赤い風船や、岡林信康も含ま
れるのです。
そして70年代末からの「パンク・ロック」も、同じ流れの川なわけで、名は異なっ
ても同じです。
「ガロ」系のマンガについては、私は、何年ごろくらいか、70年代後半かなあ、80
年代になってからかなあ、ヘタウマとか面白主義だとか言われだしたころからは、逆
に憎むようになります。「ガロ」系が好きだったって、嫌いな作家も数多いですか
ら。私の好きな「ガロ」系はあくまで正統派、つげ義春、楠勝平、つげ忠男、勝又
進、矢口高雄などの、なんといえばよいのか、やはり〈ニンゲン〉とか〈社会〉を
ちゃんと描いている〈おとな〉の先生方です。そして少し遅れて「ガロ」のライバル
誌、手塚治虫先生の「COM」を知るわけですが、そこで出会った(私にとっての)新
しい漫画家さんたちも鮮烈でした。今なお私の中で圧倒的な存在感で君臨する矢代ま
さこさん、そのほかには、樹村みのり、あすなひろし、真崎・守、みやわき心太郎と
いった方々。さらにそこから裾野が広がっていって、杉浦茂先生、辰巳ヨシヒロ、山
本まさはる、みやはら啓一、小島剛夕、平田弘史といった貸本マンガ出身の先生方、
ニュー・ウェイヴとしてどの先人にも似ていなかった上村一夫さんとか、いやもう、
ワクワクさせられました。まあ、私にとってのトップ・スリーは、つげ義春さん、楠
勝平さん、矢代まさこさんですけど。
さらに念のためですが、白土三平、水木しげる、手塚治虫、藤子不二雄、楳図かず
お、ちばてつや先生らは、「ガロ」に出会う以前から好きですよ。名は挙げなくても
ほかにもほかにもいっぱい。よけい曖昧になっちゃった。でも、自分の好きなことを
だらだら書き連ねるのは楽しいな。
あとひとつだけ。「満開座」でカルチャー・ショックを受けて、免疫のついてし
まった私にとっては「状況劇場」も「日本維新派」も、全然ショッキングじゃあな
かった。「犯罪友の会」の方にグッときました。そこにはちゃあんと〈ニンゲン〉が
存在していたからだろうな。
2020年06月14日
13日(3大カルチャー・ショックでがんす。)
winmail.dat
いやあ最近「少年マガジン」がオモシロい。最近の「少年マガジン」ではない。
1970年の「少年マガジン」。
そのころといえば、私が中学生か。当時はもう、こういった少年誌は読まなくなって
いて、はずかしながら小説にシフトしていた。ところがすぐに「ガロ」を知ることに
なる。
泉佐野の溝端書店(店名はまちがっているかもしれない)の店頭で奇妙な漫画誌「ガ
ロ」と出くわして、つげ義春、楠勝平、つげ忠男、勝又進など、今なお尊敬する諸先
生の作品を知ることができた。それで貝塚駅前の古書店(店名に海という漢字が使わ
れていたように記憶するがまちがいかも)でバック・ナンバーを買いあさった。興奮
の日日だったなあ。学校の勉強なんかやってられない。はずかしながら学校の勉強が
それなりにできた私が、第一志望高校を某美術系の高校のデザイン科と申告して大騒
ぎになった(もちろん、そんな大騒ぎなんて私の周辺だけのことだけれど)。私の人
生であんなに興奮することができたのは、小学6年生でニュー・ロックを知った時
と、まだ大学生だったときのパンク・ロックとの出会いと、このみっつくらいかな。
極私的3大カルチャー・ショック。ニュー・ロックとガロ系マンガとパンク・ロッ
ク。でもしかし、ニュー・ロックとパンク・ロックは同じ流れのものでありますね。
パンクといってもわたしは、そのうちでもポスト・パンクといわれた、ニュー・ロッ
ク傍系のプログレッシヴ・ロックやサイケデリック・ロックの流れを受け継いだもの
に興奮していたわけでありましたから。
とすると2大カルチャー・ショックしかないやないか、と思わせておいて、はい、最
初からこういう構成になっておりました。
20歳になるかならないかのある日に体験した「満開座」でおます。人生が変わり果て
たわけでございまして、今の私があるのでございました。
いやあ最近「少年マガジン」がオモシロい。最近の「少年マガジン」ではない。
1970年の「少年マガジン」。
そのころといえば、私が中学生か。当時はもう、こういった少年誌は読まなくなって
いて、はずかしながら小説にシフトしていた。ところがすぐに「ガロ」を知ることに
なる。
泉佐野の溝端書店(店名はまちがっているかもしれない)の店頭で奇妙な漫画誌「ガ
ロ」と出くわして、つげ義春、楠勝平、つげ忠男、勝又進など、今なお尊敬する諸先
生の作品を知ることができた。それで貝塚駅前の古書店(店名に海という漢字が使わ
れていたように記憶するがまちがいかも)でバック・ナンバーを買いあさった。興奮
の日日だったなあ。学校の勉強なんかやってられない。はずかしながら学校の勉強が
それなりにできた私が、第一志望高校を某美術系の高校のデザイン科と申告して大騒
ぎになった(もちろん、そんな大騒ぎなんて私の周辺だけのことだけれど)。私の人
生であんなに興奮することができたのは、小学6年生でニュー・ロックを知った時
と、まだ大学生だったときのパンク・ロックとの出会いと、このみっつくらいかな。
極私的3大カルチャー・ショック。ニュー・ロックとガロ系マンガとパンク・ロッ
ク。でもしかし、ニュー・ロックとパンク・ロックは同じ流れのものでありますね。
パンクといってもわたしは、そのうちでもポスト・パンクといわれた、ニュー・ロッ
ク傍系のプログレッシヴ・ロックやサイケデリック・ロックの流れを受け継いだもの
に興奮していたわけでありましたから。
とすると2大カルチャー・ショックしかないやないか、と思わせておいて、はい、最
初からこういう構成になっておりました。
20歳になるかならないかのある日に体験した「満開座」でおます。人生が変わり果て
たわけでございまして、今の私があるのでございました。
2020年06月13日
12日(追体験でごわす。)
winmail.dat
本日手にした「少年マガジン」ですがね、力石徹が死んだ回。さすがに衝撃です
ね。いや、『あしたのジョー』は全巻講談社コミックスで読んでるんですけどね。書
棚の前に平積みなんですけどね。
それから『巨人の星』は、消える魔球、大リーグボール2号のなんたるかを左門豊作
が喝破する回。なんかすごい濃厚ですよ。こりゃあ来週号の発売が待ちきれないで
す。テレヴィ・アニメで見て知ってますけどね。
あと、この号では真崎・守の『ナガレ』がオモシロいですね。単行本で持っていたと
思いますが。ということは読んでいるね。それでも来週号の発売が待ちきれないです
よ。
本日手にした「少年マガジン」ですがね、力石徹が死んだ回。さすがに衝撃です
ね。いや、『あしたのジョー』は全巻講談社コミックスで読んでるんですけどね。書
棚の前に平積みなんですけどね。
それから『巨人の星』は、消える魔球、大リーグボール2号のなんたるかを左門豊作
が喝破する回。なんかすごい濃厚ですよ。こりゃあ来週号の発売が待ちきれないで
す。テレヴィ・アニメで見て知ってますけどね。
あと、この号では真崎・守の『ナガレ』がオモシロいですね。単行本で持っていたと
思いますが。ということは読んでいるね。それでも来週号の発売が待ちきれないです
よ。
2020年06月12日
11日(あかん。)
winmail.dat
家呑みで酔ってしまった。
よなよなを1本飲んだのあと、気の迷いで買ってしまったいわゆるチューハイ(正
確にはウォッカだった)のアルコール9%のやつを2本飲んで、それから晩ご飯のおか
ずが肉じゃがとか、アサリの酒蒸しだとか、アテによろしいものばかりが並んでいた
ので、日本酒がすすんですすんで。
家呑みで酔ってしまった。
よなよなを1本飲んだのあと、気の迷いで買ってしまったいわゆるチューハイ(正
確にはウォッカだった)のアルコール9%のやつを2本飲んで、それから晩ご飯のおか
ずが肉じゃがとか、アサリの酒蒸しだとか、アテによろしいものばかりが並んでいた
ので、日本酒がすすんですすんで。
2020年06月11日
10日(草迷宮。)
winmail.dat
うーむ、感慨を新たにした。凄いなとひれ伏すのみ。
再読である。初めて読んだ時のちんぷんかんぷんさを脱して、今では、作者の気持
ちが手に取るようにわかってしまう。文字を追いながら映像がしっかりと脳内に広
がってゆく。知らぬ間にそんな域に達している自分に驚いた。
だから、だ、ラストの凄まじい展開がまるで映画を観るように〈見える〉。それは
鏡花氏の文章の力だ。絢爛美麗な日本語(ことば)を滋味深く堪能し味わい、人間の
想像力をはるかに超越する幻想怪奇な世界に圧倒され慄く。開かれた本のページに感
動の嘆息を漏らすしかないのだ。ああ、凄い。
寺山修司監督の『草迷宮』がツマラナイものに思えてきた。DVDで所持していて、
結構好きで、5回は観たのだけれど。なんでツマラナイということになってしまった
のかというと、鏡花さんの原作は、限りなくやさしく、切ないのである。別作品だ
な。寺山氏のものは、憎しみだ。
うーむ、感慨を新たにした。凄いなとひれ伏すのみ。
再読である。初めて読んだ時のちんぷんかんぷんさを脱して、今では、作者の気持
ちが手に取るようにわかってしまう。文字を追いながら映像がしっかりと脳内に広
がってゆく。知らぬ間にそんな域に達している自分に驚いた。
だから、だ、ラストの凄まじい展開がまるで映画を観るように〈見える〉。それは
鏡花氏の文章の力だ。絢爛美麗な日本語(ことば)を滋味深く堪能し味わい、人間の
想像力をはるかに超越する幻想怪奇な世界に圧倒され慄く。開かれた本のページに感
動の嘆息を漏らすしかないのだ。ああ、凄い。
寺山修司監督の『草迷宮』がツマラナイものに思えてきた。DVDで所持していて、
結構好きで、5回は観たのだけれど。なんでツマラナイということになってしまった
のかというと、鏡花さんの原作は、限りなくやさしく、切ないのである。別作品だ
な。寺山氏のものは、憎しみだ。