2020年11月11日

10日(怪奇大作戦『京都買います』。)

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 なんで突然「怪奇大作戦」やねんちゅうことですが、『京都買います』です(文章
として一見、オカシイと思うでしょ)。

私も(!)この『京都買います』がイチバン好きです。『呪いの壺』と『青い血の
女』がその次に好きです。あと『狂気人間』はトラウマになりました。

私はかつて大阪音楽大学で教員をさせていただいていた時に、「ドラマ研究」という
講義で、『京都買います』をテキスト使用させていただいたことがあるくらい好きで
す。ちなみに同じ円谷プロ製作の「恐怖劇場アンバランス」からは『木乃伊の恋』も
テキストとして使用させていただきました。

博多めぐみちゃんは、今日はその『京都買います』のロケ地巡りのひとり旅で、私は
アップされるブログを楽しくうらやましく読ませていただいております。でその『京
都買います』のロケ地で最重要な地点のひとつが〈黒谷〉で、私はその地に6年間住
んでおりました。金戒光明寺は庭みたいなもんで、よく散歩をしたものです。ずっと
後になってのことですが、遊劇体の『戀女房』の宣伝写真も、金戒光明寺で撮影され
たのでした。

そういえばあれは映画『失楽園』だっただろうと後に思うのですが、私が横たわる黒
木瞳さんを跨がせていただいたのも金戒光明寺でした。私は東大路通りへの近道とし
て金戒光明寺の中の細い山道みたいなところを通り抜けていたのですが、その途上で
撮影をやっていて、撮影途中のカメラが回っていないタイミングに通していただいた
のでした。

私の持っている『京都買います』はVHSなので、今はもうウチでは観ることができま
せん。そのヴィデオ・テープは「怪奇大作戦」の実相寺昭雄監督作品を4作コンパイ
ルしたもので、同じく京都撮影の『呪いの壺』も収録されています。関西芸術座の岩
さんとか、くるみ座の北村英三さんとか、大阪放送劇団の西山さんとか、懐かしい関
西の先輩演劇人が総出演でっせ。再生装置をもう一回買わなあきませんね。でないと
コレクションした300本以上はありそうなVHSヴィデオがかわいそうです。まだ200本
くらいは観てないし。

さてと、ロケ地巡礼を明日まで楽しんだ後、昨日あたりから急に冷え込んできた寒空
の下、オートバイで新宿まで帰宅する博多めぐみちゃんのご無事を祈って、『京都買
います』でした。
posted by yu-gekitai at 11:12| 京都 ☀| Comment(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする