2020年12月09日

8日(思うところ。)

winmail.dat
 エンゲキ以外のことで安堵することあり。いくつも有る悩み事からひとつだけ解放
された。今はそれをかみしめる。

 それとは全然別のこと。またしても何日か手を付けないでいるが、今、書き綴って
いる『われわれは遠くから来た(そしてまた遠くへ行くのだ)』について、あらため
て思うことあり。

 コロナ禍がなかったら8月に公演で、台本の自分で決めた締めきりが5月末だった。
そして現在12月いっぱいで書き終えることを目標にして、延期された公演は3月。

5月で書き終えたと仮定したものと比較できるわけじゃないけど、今書いているのは
それとは全然違うものになるだろう、ということだ。同じストーリーを持ち、同じ登
場人物のままなんだけど、コロナ禍での日日が大きく影響しているのは当然であるの
だけれど。

仮に5月末締め切りで書き終えていたとすると、整然としたわかりやすい展開の、
『闇光る』や『空のトリカゴ』みたいな戯曲になっていただろう。そのつもりだった
のだけれども。でもしかし今書いてゆくと、戯曲の表面に現れるのは、混沌、であ
る。なにストーリは単純で分かりやすいはずだが、見る側にとっては非常に手強い芝
居になりそうだ、ということ。できあがっていた箱書きをいったん反故にし、いくつ
かのエピソードをカットし、よりシンプルになるはずが、混沌。その混沌を私は、魔
境、と表現することにした。魔境が展開する台本。超オモシロいものになるけどね。
posted by yu-gekitai at 09:07| 京都 ☁| Comment(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする