winmail.dat
スタジオ315にて。本日、音響さんが稽古場へ。戯曲のあまりの難解さゆえ、みん
な危機感をいだいている、そんな感じです。ところが、なにを隠そう実は、稽古の進
捗具合はすこぶる順調です。まあ、今のところ。それはなぜかといいますと、声を大
にしてお伝えしたいです、つまり、俳優さんたちが、すばらしい! それに尽きるの
です。すごい、すごい、すごい。ありがとう。
明治時代の末、新派さんから依頼されて書いた鏡花さんの初めての戯曲ですが、結
局、上演されませんでした。読んだらわかります。上演なんか、普通のアタマではで
きないですよ。バカにならないと。私らみたいな、何でもありを経験してないと、っ
てこれは自慢してもいいのかもしれません。自画自賛ってか、恥ずかしい。
いや、つまり、稽古場、苦しいのかと思いきや、愉しいです。とりあえず、今のと
ころは、ですが。
2021年08月12日
10日(『深沙大王』稽古10回目。)
谷町6丁目のスタジオ315にて。思うのは、手に負えないヤンチャな戯曲であるとい
うこと。すさまじい。そらだれも上演しようという勇気が持てんわ、という、そんな
感じですよ。アハハ。
うこと。すさまじい。そらだれも上演しようという勇気が持てんわ、という、そんな
感じですよ。アハハ。
9日(寺で修行。)
私は18歳前後から、こう言い放っていた。政治と宗教は大っ嫌い。それは今でも変
わらない。しかし、甘い夢をみて、宗教に係ってしまったのだ。それを今は大反省し
ている。仏教の歴史とか経典の言わんとすることを理解しようとする作業は、結構肌
にあっている。しかし、しかしである、その世界に身を置く人たちへの幻滅、これが
はなはだしい。
わらない。しかし、甘い夢をみて、宗教に係ってしまったのだ。それを今は大反省し
ている。仏教の歴史とか経典の言わんとすることを理解しようとする作業は、結構肌
にあっている。しかし、しかしである、その世界に身を置く人たちへの幻滅、これが
はなはだしい。