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スタジオ315にて。コロナ陽性者が激増で世の中怪しい雰囲気。それでも地道に、
やるべきことはやらねばならない。音響さん、今日も付き合ってくれた。なんせラス
トはすさまじいからね。音響も、照明も、舞台効果的なるものも。こりゃ、上演拒否
だわなあと、つくづく思う(鏡花さんに戯曲執筆依頼をした新派さんが結局、『高野
聖』を脚色台本化したものに差し替えて上演。当時、『深沙大王』の上演告知ポス
ターまで作られていたのに)。
場当り的な場当たり稽古も、とうとうラストまでたどり着いた。全体の絵もぼんやり
と見えてきた。大きな舞台で大勢の人数で上演するより、今回の私たちみたいな、た
とえばアングラ・テント芝居のような上演方法の方が、たぶん正解だと思う。大きい
劇場でかしこまって(まじめに!)上演しようとすれば、失敗が約束されているよう
に、私には思えるのだ。いや、私たちの上演がどうなるかは、まだまだ未知数であり
ますが。