2021年09月30日

29日(2021大阪演劇見本市のトークショーに出演した。)

 大阪市中央公会堂 中集会室にて。私はもう、頭の中が半熟卵のようにトロトロで
ろくなお話ができません。わかってて登壇してるのだから世話がないや。楽しかった
けど、自己嫌悪。そそくさと会場を後にしました。551の焼売を買って、家でひとり
居酒屋。〈なめくじ酒場〉は健在で、コロナ禍でも飲み放題なんですが、最近はあま
り利用してないなあ。
posted by yu-gekitai at 10:54| 京都 ☀| Comment(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月29日

27日(『深沙大王』千穐楽。)

winmail.dat
 毎回のことですが、楽日は、これで終わっちまうのか、淋しいなあと、辛い気持ち
になる。舞台が片づけられ、座組は解散。みなさんありがとうございました。観客の
みなさん、スタッフのみなさん、応援してくださったみなさん、俳優のみなさんあり
がとうございました。Theatre E9は、良い劇場ですね、またここでやれたらいいな
あ、と思います。

posted by yu-gekitai at 07:25| 京都 | Comment(1) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

28日(『深沙大王』パンフレットに書いた文章。)

 いつもですよ。いつもいつも思っていたんです。公演が終了したらこのブログにパ
ンフレットに書いた文章を掲載しようと思っているのに、いつもいつも忘れてしまう
のですよ。今回は忘れませんでした。

 以下に再掲載いたします。





 『いろいろと悔しい(演出者より)』

喪に服すというコトバは、近親者の死について一定期間わが身を慎んで生活すること
だけれども、私たちは今や世界中で喪に服しているという状態に相違ない。いろいろ
な死があるのだろうが、なんせコロナ禍によるそれが、戦争とならんで、いちばん理
不尽な死だろう。

だれか今すぐこの状況を何とかしてくれ。

政治の世界には、残念なことだが、そんなことのできるひとはこの世にはいないのだ
とはっきり知れた。手に負えないとはこのことだ。政治家の顔をテレヴィで見てもむ
なしい気持ちになるだけ。

では宗教で救われるのか。私には、信心はひとりひとりの心の中にしかないのだとし
か思うことができない。宗教に手を染めると、どうしようもなく金が介在してくると
いうのが怪しい。金儲けと結びついているようにしか見えないのは私の蒙昧さゆえだ
ろうか。

鏡花さんは徹底して、金を信奉し権力を振りかざす俗物を糾弾する。幻想性ばかりが
俎上にあげられ、それについてはあまり語られていないように思うが、ドラマツル
ギーの所在はそこにある。というとテレヴィ・ドラマの「水戸黄門」や「遠山の金さ
ん」になってしまうが、あながち的外れではないだろうと思うのだ。

だれしもが多かれ少なかれ、俗物と化すであろう欲望の種を体内に抱えている。大い
に開花させておられる方もいるだろう。『深沙大王』は俗物であることを戒める芝居
であり、他者を思いやることで、この世界が浄化されるという芝居である。そして、
今の時代に、励ましと勇気を与えてくれる芝居であると信じる。それは、大げさでな
く、政治でも宗教でもない、芸術・芸能のもつ力だ。それの、この世界での存在理由
だ。コロナにやられてたまるか。

いつものとおり、舞台上にはリアルな説明的美術は一切なく、象徴的抽象的なものが
少しあるだけ。お客さまのイマジネーションの助けをお借りしての上演だ。3幕6場の
構成を、前編と後編に分けて2幕ものにした。台詞の改変は皆無。明治37年に発表さ
れたそのまんまである。オリジナルのままの上演では、発表後117年を経て、今回が
初演となる可能性が高い。ちなみに劇中、深沙大王自身は登場しない。

これを書いている今朝、子どものころから馴染みの、斜め向かいの家の先輩の葬儀が
あった。亡くなられたことも親族だけで葬儀を済ませたことも、まだわれわれ近所の
ものには、正式には知らせを受けていない。この時期に公演を打つということは、世
界中に向けて喪に服す上演であらねばと心している。              
 
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26日(『深沙大王』4日目。)

winmail.dat
 本日はマチネとソワレの2回廻し。私的にはマチネの出来がイマイチでしたがそれ
は、お客さんにはそうとは感じないだろうというレヴェルでのはなし。テンポとリズ
ムがガタついた。ソワレではビシッと、良い出来。
posted by yu-gekitai at 06:55| 京都 | Comment(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月26日

23日(『深沙大王』初日。)

 昨日残してしまった場当りをこなし、シンプルなカーテンコールのカタチを決め
て、ゲネプロ開始。開演まで、とてもタイトなスケジュールになっている。俳優さん
たちはキツイんじゃないだろうかと思う。開場。満席。ありがたい。俳優さんたち
は、ゲネプロではとっても良い出来だったので、こういうときは本番が心配。でもま
あ、無事に終演。ありがたいことに拍手が鳴りやまず、いきなりのダブル・コール
だ。お客さんのいないゲネプロの方が出来栄えが良かったと思うけどね。
posted by yu-gekitai at 00:23| 京都 ☁| Comment(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

25日(『深沙大王』3日目。)

 今日も満席。ありがたい。良い出来だったんだが、ミスの目立つパートがあるのが
残念だ。まあ、完璧とかありえないけど。
posted by yu-gekitai at 00:13| 京都 ☁| Comment(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

24日(『深沙大王』2日目。)

 台詞だけを回す通し稽古をして、開演にそなえる。満席。ありがたい。拍手鳴りや
まず、ダブル・コール。うれしい。とても良い出来栄えだった。
posted by yu-gekitai at 00:11| 京都 ☁| Comment(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

21日(小屋入り。)

 やっぱり道に迷いましたよ。どんだけ歩いても劇場に着かない。まあ、それは置い
といて、久しぶりのTheatre E9 Kyoto。ゆるゆるとやるのが私たち流ですが、今回は
ちょっとだけ遅れ気味かな。
posted by yu-gekitai at 00:01| 京都 ☁| Comment(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月25日

22日(場当たり。)

 昨日の仕込みやチェックが遅れた理由はいろいろあれど、そんなに慌てることもな
い。だけれども、本日もまたスケジュールをこなせず、いつものように休み時間を
ゆったりとってぼんやりする時間もなく、早じまいで時間前解散をすることもなく、
という具合で、明日に場当りをこぼしてしまう。こんなん10年振りだあ、というくら
いでおます。でも、まあ、大丈夫、心配もないし、あわてる必要もない。なんとかな
る予定さ。
posted by yu-gekitai at 23:56| 京都 ☁| Comment(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

20日(『深沙大王』稽古37回目。)

 最終稽古。音響さんに音を叩いていただきながら通し。明日、小屋入り。モロモロ
不安は無いわけではないが、今日の稽古場で見えていることには不安要素はない。
posted by yu-gekitai at 23:45| 京都 ☁| Comment(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月20日

19日(『蟻通異聞』を4枚書いて、そして『深沙大王』の稽古36回目。)

 ホントに演れるのか、演れないのか、判然としない熊取ゆうゆう大学の再開と発表
公演。現時点では、11月27日(土)に発表公演をする予定。公演場所は、国指定重要
文化財の古民家、中家住宅から、熊取町町民会館ホールに変更になった。もうこの時
節では、中家住宅は寒すぎるのだ。ゆうゆう大学が再開されるとすれば緊急事態宣言
明けの10月2日からだ。この予定は、町としてはとりあえずもう、延期しないような
ので、稽古日数がなんらかの事情で減ったとしても、その日が公演だ。なにが起こる
かわからないので、コロナ禍第6波とかね、短時間の稽古で、すぐにでもお客さまに
観ていただける状態にしてしまいたい。なので今回は、〈朗読劇〉ではなく〈リー
ディング〉として発表したい。で、台本なんだけど、もう、町の発行する広報誌には
新作書き下ろしの『蟻通異聞』というタイトルで、内容を添えて発表されているので
(多分)、これはもう変更のしようがないのかなあ。ということで、実は切羽詰まっ
ている状況じゃないのかなあと気がついた。そしたら知らぬ間に書き始めていた。ホ
ンマ知らぬまに。書く予定じゃなかったんだから。たまたま時間があったのだよ。よ
どみなくスラスラ書いて、4枚(400字詰め原稿用紙換算で10枚)。上演時間50分くら
いにするつもりなので、20枚くらいの台本になると思う。わあ、一気に5分の1書いた
ぞ。感触としては20枚より長引きそうだなあ、という今の感じ。ホンマに、このまま
やったら、10月2日には完成した台本が必要であります。

 『深沙大王』の稽古は、これまた通し稽古。音響さんと舞台監督さんがきてくれた
よ。今まででいちばん良い出来栄えだったように思うけれど、第1部、第2部ともに、
2分ずつ長くなった。より内容が観客席に伝わりやすくなったとういうことだろう。
明日、最後の稽古。明後日、満を持しての小屋入り。
posted by yu-gekitai at 00:40| 京都 ☁| Comment(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月19日

18日(『深沙大王』稽古35回目。)

 残すところ、稽古は今日を入れてあと3回。照明さんと打ち合わせ。衣装さんと俳
優たちはフィッティングの最終調整。通し稽古。第1幕、第2幕ともに前回、前々回
と、通し時間は変わらず。第1幕、第2幕というより、戯曲は3幕6場で書かれているの
だから、今回の私たちの上演における、第1部、第2部だな。これからはそういうふう
に呼ぼう。製作協力の斎藤さんもきてくれたぞ。もうすぐに、本番だ。たぶん、正式
なカタチでの『深沙大王』初演となるはず。
posted by yu-gekitai at 01:39| 京都 ☀| Comment(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

17日(『深沙大王』稽古34回目。)

 稽古は果てもなく、これでもういいということはない。まだまだ伸びしろがある。
素晴らしい、俳優主導の稽古。演出者にとって幸福な現場、座組である。
posted by yu-gekitai at 01:29| 京都 ☀| Comment(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月17日

16日(ショック!)

 バビロン大王のYoutube映像がすべて消えてしまいました。権利関係の何かの理由
でしょうか。淋しいです。
posted by yu-gekitai at 08:26| 京都 ☁| Comment(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月16日

15日(『深沙大王』稽古33回目。)

 稽古場でできることをしっかりやる。音響さんとの詰めの作業。演技のちょっとし
た手直し。粛々とやる。しかし胸騒ぎが解消しないのは、照明さんと未だ合流できて
いないこと。不安には思っていないけれど、まだ打ち合わせすらできていないという
ことに、もやもやとさせられる。
posted by yu-gekitai at 12:56| 京都 ☁| Comment(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月15日

14日(『深沙大王』稽古32回目。)

 上演に際して再構成した第1幕を通した。音響もほぼ入ってかなり立体的になっ
た。85分があっという間だった。ちなみに第2幕は、前回通したときには35分だった
ので、休憩時間10分を足して、上演予定時間は、2時間10分だ。Theatre E9 Kyotoの
ホーム・ページでは2時間30分と告知されておりますが、今ここに訂正させていただ
きます。
posted by yu-gekitai at 09:35| 京都 ☔| Comment(1) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月13日

12日(『深沙大王』稽古31回目。)

winmail.dat
 昨日は朝から寺で修行をした。なかなか辛いです。くじけるこころを立て直すのに
時間がかかります。そういうときの特効薬は、博多めぐみちゃんのバンド、バビロン
大王のCD(とくに『あらくれ者』)を聴くか、めぐみちゃん在籍時の米米CLUBやバビ
ロン大王、フラワーズ・オブ・イーヴィルのYoutubeの視聴だ。最近は米米CLUBの
「大人物」と、やっぱりバビロン大王の「1990−91 R&R BAND STAND」名古屋での年
越しライヴが良い。ずっと良い。良すぎる。「大人物」は、めぐみちゃんの作曲らし
い。そのめぐみちゃんが、コロナで2週間の自宅療養、10日間の入院治療から無事に
帰ってきた。毎日のようにめぐみちゃんのtwitterをチェックしているキモチワルイ
私なので、体調不良のツイートからずっと心配していたんだ。

 昨日の稽古では、音響さんと舞台監督さんがスタジオ315へ。そして今日は衣装合
わせ。衣装の、はたもとさん、とは今回が初めてだけれど、あれっ、初めてじゃない
かもしれない、あれがあった、桃園会。今回の衣装で特筆すべきは、基本ルール(て
なものがあるなら)をぶち壊していること。ブラック・ボックスのホールをそのまま
に、黒い衣装だ。黒をバックに黒。どうだ、画期的大冒険だ。ワクワクする。まあ、
全部黒というわけではありませんけど。

 ところで今日の稽古は、初めて衣装を着けたゆえか、どうも調子が良くなかった
な、全体的に。
posted by yu-gekitai at 19:56| 京都 ☁| Comment(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

11日(『深沙大王』稽古30回目。)

 ふわあ、もう30回も稽古したんかいな。なんかあっという間。呑みにも行かんし。
もっと、俳優さんたちとおしゃべりしたいよう。こんなことでよいのだろうか。芝居
とお酒はセットやで(深津篤史・談)。名言である。
posted by yu-gekitai at 19:15| 京都 ☁| Comment(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月11日

10日(『深沙大王』稽古29回目。)

 ええ感じで進化。もう、私の仕事はほとんど終わった。私が今死んでも、大丈夫な
状態になっていると思います。
posted by yu-gekitai at 00:37| 京都 ☁| Comment(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月09日

8日(『深沙大王』稽古28回目。)

winmail.dat
 やっと稽古も上り調子。苦行と忍耐の稽古から、楽しい稽古になってきたぞ。舞台
監督さんが稽古場へ。
posted by yu-gekitai at 00:47| 京都 ☁| Comment(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする