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『クラム』、監督・テリー・ツワイゴフ、1994年、アメリカ映画。アメリカン・
ポップ・アート(でいいのかな?)の大スター、ロバート・クラムの半生を追ったド
キュメント。私は、アンディー・ウォーホルとロバート・クラムくらいしか知らな
い。そのふたりが突出しているのだと思う。ウォーホルはローリン・ストーンズのア
ルバム・ジャケのデザインをした。クラムは頼まれたけれど断った。それがどうした
ということなんだけど、つまり、ものすごい変人だ。さらに輪をかけて、兄と弟も。
ふたりは、いわゆる引きこもりだ。そしてその生活ぶりや嗜好が、なにやらすさまじ
い。そこには社会と断絶した孤独がある。映画を観たという充実感とともに、淋し
さ、悲しさが重く残った。私は、クラムの兄チャールズと弟マクソンから、なにか得
体のしれない病原体に感染させられたよう気分だ。UPLINK京都にて、『ブルーノー
ト・ストーリー』と同じ席で。
2022年03月30日
2022年03月18日
16日(映画『ブルーノート・ストーリー』を観た。)
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『ブルーノート・ストーリー』、原題『It Must Schwing』を直訳すると「もっと
シュウィングを」となる。シュウィングというのは、ドイツ語なまりのSwingであ
る。監督・エリック・フリードラー、製作総指揮・ヴィム・ヴェンダース。2018年、
ドイツ映画。ジャズ・レーベルBlue Noteを起こしたユダヤ系ドイツ人、アルフレッ
ド・ライオンとフランシス・ウルフのドキュメント。ナチスから逃れたふたりと
ミュージシャンであるブラック・ピープルを通して、アメリカの人種差別と公民権運
動が対比される構造が鮮やか。出演するミュージシャンの快活なおしゃべりからふた
りの人柄が浮かび上がる。資料映像不足なのだろう、アニメーションの多用がちょっ
と気になったけど、仕方がないか。
『ブルーノート・ストーリー』、原題『It Must Schwing』を直訳すると「もっと
シュウィングを」となる。シュウィングというのは、ドイツ語なまりのSwingであ
る。監督・エリック・フリードラー、製作総指揮・ヴィム・ヴェンダース。2018年、
ドイツ映画。ジャズ・レーベルBlue Noteを起こしたユダヤ系ドイツ人、アルフレッ
ド・ライオンとフランシス・ウルフのドキュメント。ナチスから逃れたふたりと
ミュージシャンであるブラック・ピープルを通して、アメリカの人種差別と公民権運
動が対比される構造が鮮やか。出演するミュージシャンの快活なおしゃべりからふた
りの人柄が浮かび上がる。資料映像不足なのだろう、アニメーションの多用がちょっ
と気になったけど、仕方がないか。
2022年03月14日
13日(映画『ロスバンド』を観た。)
『ロスバンド』監督・クリスティアン・ロー、2018年、ノルウェー&スウェーデン映
画。シネマート心斎橋にて。少年少女を主人公にした愛すべきロック・ミュージッ
ク・ロード・ムーヴィー。幸せな気持ちになれる映画だった。ノルウェーの森や湖が
美しく、チェロ少女(ティリル・マリエ・ホイスタ・バリゲル)が超かわいい。
ヴォーカル+ギター+チェロ+ドラムスという編成もオモシロイね。
画。シネマート心斎橋にて。少年少女を主人公にした愛すべきロック・ミュージッ
ク・ロード・ムーヴィー。幸せな気持ちになれる映画だった。ノルウェーの森や湖が
美しく、チェロ少女(ティリル・マリエ・ホイスタ・バリゲル)が超かわいい。
ヴォーカル+ギター+チェロ+ドラムスという編成もオモシロイね。