2023年01月30日

28日(博多めぐみ a.k.a.TAKUちゃん MORE還暦パーティー!に参加した。)

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最高にすばらしいライヴでした! 音がでた瞬間からもうなにより演奏がカッコイ
イ。ブラス・セクション、パーカッション、男女ツイン・ヴォーカルを加えての11人
編成。そのうち米米CLUBの元メンバー、現(?)メンバーの方がたが合わせて4名参
加。それがまた友情のようなものが感じられて、他人事ながらうれしくもあったりす
る。

演奏される曲が私の好みとぴったし。スライ&ザ・ファミリー・ストーン、ファンカ
デリック、ブレッカー・ブラザーズ、スティーヴィー・ワンダー、ザ・フーのカ
ヴァー(まちがっていないと思うけど、まちがっていたらゴメンナサイ)に、めぐみ
ちゃんのオリジナル曲「メス男子」と「矢上川」。リズムの渦にまみれて、めぐみ
ちゃんのギターが炸裂。ああ、このギター、このギターが聴きたかった。ぴょんぴょ
ん跳ねながらうれしそうに楽しそうに弾いてくれるので、こっちまでうれしくなるし
楽しくなって、マスクの中でクスッと笑ってしまった自分にビックリ。楽しさも伝染
するのだ。2時間が、あっという間で、終わってしまうのが惜しい気持ちになった。
私はスライとファンカデリック(の初期)がもともと大好きで、LPレコードも合わせ
て10枚以上持っている(いつもレコードのハナシになってスミマセン)。それがこん
な豪華なメンバーによるすごい演奏で、じっとしてなんかいられないし、心臓が今に
も飛び出さんばかりだった。2時間、えらい体力を使いましたが楽しかったあ。

蛇足ですけれど、入場時、私は整理券番号69番でしたが、受付スタッフに体温を測っ
てもらって、いざ入場しようとしたときに、めぐみちゃんが「本日はどうもありがと
うございまーす」といいながら駆け出してきて、先頭にいた私は両手を取られてしま
いました。心の準備もなく両手握手です。掌が温かかったです。私の後ろに続く行列
のみなさんの「めぐみちゃーん」という歓声の中、「今日はありがとう」を伝え歩い
てておりました。こんなサービスというか感謝のまっすぐな伝え方、私たちの業界で
はなかなかできません。そういうアティテュードも含めて、私たちの舞台も、もっと
熱く、今まで以上にお客さんに感銘を与えられるようになりたい、幸せな気持ちや、
糞な世の中でも生きてぬいてゆくぞというパワーを与えられるようになりたい、と心
に強く刻みました。

限定45枚のCD「矢上川」を購入。サイン書いてもらいました。渋谷TAKE OFF 7にて。

以上、私の推し活の件でした。
posted by yu-gekitai at 09:35| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月24日

23日(Thatre E9 Kyoto へ行った。)

打ち合わせとかではなく、遊劇体で次回からともに芝居作りをしていただくことに
なった照明家の、大沢さんの下見におつきあい。

1年半ぶりの公演が近づいてきたんだなあ、と実感する。

終了後、東福寺駅前の立ち呑みへ。最高に楽しかったです。なんか5時間くらいいた
みたい。

大沢さん、無事におうちに帰れたかな。ちょっと心配。私は、帰途、乗り換えの京橋
で、さらに大瓶ビール1本を追加でおます。

最近、いくら呑んでも酔わないんだ(酔ってることに気がつかないほどボケているの
かな)。
posted by yu-gekitai at 10:49| 京都 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月18日

同じく16日(私ももうすぐ死ぬんだなあと思った。)

winmail.dat
幼なじみで、しかも一近所(一番の近所で、お向かいやお隣の家の事)の女性が亡く
なった。私より10歳くらい年下で、私は彼女を生まれた時から知っているといっても
過言ではない。結婚して堺市のひととなったけど、私が熊取町で演劇講座をさせてい
ただくようになって、その第1回目から参加してくれて、実務的なことに関して大き
な戦力としてお世話になった。

ここでばらしてしまうというと大げさなことかもしれないけれど、私の戯曲の登場人
物にはモデルがいる。といってもその人をそのまま登場させるというわけではなく、
こんな感じの人、としてのモデルだ。例えば次回公演でいえば、ムラオさんの役は一
種の私の分身であるし、パンダさんの役は小中学生時の同級生だし、さかもっちゃん
の役は劇団員にもおなじみの私の先輩だし、中田くんの役は地元で専業農家をやって
いる後輩だし、と書いてきて、クボちゃんの役は、まさにその女性であったのだ。
もっとばらしちゃうけど、次回公演の登場人物では、唯一生きている存在として登場
するのに。

昨日、なにかに引き合わせられたように、彼女の弟くんと意外な場所で出会った。弟
くんは私を呼び止め、私たちは向かい合った。挨拶も済まさぬうちに彼の表情が歪
み、何事かと戸惑う私を見つめる大きな目に、涙が滲んだと見えた瞬時、「〇〇が死
んだ」と小さくだが叫ぶようにいった。弟くんは姉の嫁ぎ先である堺市の病院で、看
取っての帰りだったのだ。半年前には姉弟のお母さんも亡くなっている。

私はやり切れない思いのまま前進座のお芝居を観たのだ。芝居がとっても良かったの
もあって、帰宅せずに京都の事務所でひとりで一杯やり始めてしまった。ちなみに千
秋楽は朝の部のみで、終演は14時50分くらいの時間だった。先斗町歌舞練場に傍には
すでに舞台屋さんの大型トラックが3台、停車していたっけ。

呑み始めたのがいけなかった。つらい気持ちでいっぱいになってしまった。まあ、だ
から呑まずにはいられなかったのだけれども。グラスを運ぶピッチも早まる。自分も
近いうちに死ぬんだと思い込み始める。今年67歳だ。あと10年も芝居をやれないだろ
う。遊劇体ででも、あと新作が10作品残せるかでしかないだろう。次回作の劇中で
は、亡くなった彼女の役はほぼ彼女そのものだ。泥酔状態で彼女の役を演じてくれる
クボちゃんに電話をしてしまった。なんだかえらい心配をして事務所に駆けつけてく
れた。ごめんなさい。もう手の付けられないヨッパライだったでしょう。記憶もあん
まりないですよ。醜態をさらしました。気分を悪くさせたかもしれない。あらためて
クボちゃん、ごめんなさい、それから、ありがとう。私はこのように実はとっても幸
せ者です。一作品一作品を良いものにしなければ悔いを残す。遊劇体のみんながいる
からきっと大丈夫なのはマチガイないけれど、いずれ死ぬ。その厳然たる事実を突き
つけられたのだ、と思った。
posted by yu-gekitai at 11:40| 京都 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

16日(前進座を観た。)

winmail.dat
「雨あがる」原作・山本周五郎、脚色・津上忠、補綴+演出・市川正、先斗町歌舞練
場にて。この劇場で芝居を観るのは2回目かな。たぶん25年か30年かくらい前に「岡
部企画」を観て以来だ。空間に関して、まったくその時と同じ感想だ。およそ7間ほ
どの間口に対してタッパ(高さ)が2間ほどしかない(私の目視によるもので正確で
はない)。横に細長いのだ。数年前には「鴨川をどり」を観せていただいているが、
それは基本、舞踊なので、それに舞妓さん芸妓さんが横一列に並ぶイメージがあるの
で、特に違和感はなかった。

そんな舞台なので緞帳があがると、まず違和感を感じる。前進座ではあまり見たこと
のない大黒幕が見える。ホリゾントがあったと思うんだけどな。そういう美術かもし
れない。バトンの照明器材も私の席位置からは見切れていた。こんなことは今まで観
せていただいた前進座の舞台では初めてだと思う。私の席は舞台に近かったから(1
等席ありがとうございました)。

でも、開演と同時に感じた違和感は、芝居が始まると吹っ飛ぶのだ。近いから俳優さ
んの声の力をまっすぐに感じる。立ちすじ、身のこなしの明瞭さ大胆さに改めて感心
させられる。岡部企画をこの劇場で観た時と同じ感想、というのは、芝居に引き込ま
れて、舞台のタテヨコ比率のオカシサなんてどうでもよくなるのだ。いやそれ以上
に、好ましいもののように思い始めるから不思議だ。タッパの低さからテント芝居の
匂いを感じ取るのだ。芝居というハレの世界であること、役者さんの演技とそのドラ
マに楽しませてもらえるのだ、という安心感を感じ取るのだ。

さらに個人的なことだけれど、遊劇体で二度の公演を打たせていただいた、今はもう
ない五条楽園歌舞練場に思いをはせた。五条楽園のそれを一回りくらい大きくした先
斗町歌舞練場は、そこいらにあるホールや劇場と全く異なる異世界で、緞帳があがる
前から、なにかしらデキアガッテいる、と強く思う。その意味ではテント芝居との近
似性がやはり強い。いや、テント芝居みたいだった、という称賛のしかたは前進座さ
んに失礼かもしれないが。

芝居そのものも存分に楽しむことができた。私は前進座の俳優さんが好きだなあ。い
つからか中嶋宏太郎さんが気になっているし、今回主役の早瀬栄之丞さんも良かっ
た。ツアーの千秋楽だったからか、カーテンコール後に、出演者全員ひとりずつ挨拶
をしてくださったのもご愛敬とはいえうれしかったな。私、単なるファンじゃん。
posted by yu-gekitai at 10:49| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月09日

8日(遊劇体ミーティング&新年会。)

winmail.dat
 今年になってからの初ブログでおます。みなさま明けましておめでとうございま
す。昨年の遊劇体の活動は、ミーティングと呑み会だけでした。今年は、実り豊かな
年になればよいなあ、と思っています。

 3月と11月の本公演、劇団員、スタッフさんとともに力をあわせて、しっかりと良
いものにします。

 で、本日は、ミーティングというより、劇団事務所内で、3月公演のための宣伝用
写真撮影のセッションでした。といっても30分で終了しました。まあ、あらかじめ、
周到な準備をしておりましたもので。あ、カメラマンはいつもどおり私です。

 終了後、フルスピードで宴会準備。テーブルに載り切らない量と種類の、豪華な酒
のアテのかずかず。そして、ビール、チューハイ、日本酒、焼酎、ウイスキー、マッ
コリ。京阪電車の始発時間まで。私はちょっと酔ったけど、午前中にスッキリ目覚め
ました。二日酔いもせず。不思議に元気です。
posted by yu-gekitai at 07:26| 京都 | Comment(1) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月01日

30日(映画『ジョン・レノン〜音楽で世界を変えた男の真実』を観た。)

winmail.dat
監督+編集・ロジャー・アプルトン、2018年、イギリス映画。うーん、映画としては
悪くはないのだけれども(そもそもオマエが悪いとか悪くないとかいうなよ、って感
じですが)、複雑な気持ちにさせられた。ビートルズが結成されるまで、正確にはリ
ンゴ・スターが加入するまでの、ジョン・レノンの半生なんだけれど。

家族には恵まれなかったけれど、伯父叔母に大切に育てられ、ガキ大将でケンカも強
くで、やれば勉強もできて、絵の才能にあふれ、というところまではよいけれど、
とってもイヤな奴じゃないか。いじめグループのリーダーみたいな、とも受け取れ
る。とてつもなくハートの強い人間だということも感じた。「真実」であるならば、
この映画からは、ファンにとって、あまりありがたくないことを教えられた、という
ことではないのか。知りたくなかった真実というのもある。

だがしかし、ともう一度考える。前半生で嫌な思いをさせた大勢の人間をも含めて、
世界中に、素晴らしい音楽やメッセージを発信し、喜びや勇気を与える存在となる。
贖罪というのでもないだろうが、ジョン・レノンの死が、その死に方が、一つの結末
として腑に落ちる、と感じた私は傲慢でありましょうか。
posted by yu-gekitai at 09:14| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする