winmail.dat
なんとなく台本を読み返していたら、怒涛のように改稿をしまくった。ひとつひとつ
は小さいけれど。でもね、いったん改稿したものを、元に戻すというのも多かったで
す。結局私はなにをしているのでしょうか、ということになっています。
再来週には本番を迎える熊取ゆうゆう大学のみなさんにはもう、改稿の難儀は伝え
ず、今ある状態で上演をしていただこうと思います。今日以降の改稿は、遊劇体の上
演のためのものです、ということになります。
でもね、読んでいると、自分が書いたにもかかわらず、オモシロい。その〈なんじゃ
もんじゃ〉を、みなが勝手に自分の言いたいことを言いまくるような会話劇を、プロ
の劇作家さんがオモシロがってくれるかが、戯曲の評価の分かれ目となるでしょう
ね。あえてセオリーを破っているんですけれどね。
実は最初はタイトルを「なんじゃもんじゃ」とか「なんじゃ問答」とか考えていたの
ですけれど、ホンマに『なんじゃ主水』で良かったのかな、というふうに思うことが
いまだにあります。
2023年08月29日
2023年08月28日
28日(熊取文化ホール。)
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来年4月の開館する熊取文化ホールの、開館事業アドバイザー、という役職を委嘱さ
れた。
本日、任命式というのかな、町長室に招かれて、町の錚々たる方々の前で、まるで表
彰状をいただくように、委嘱状を手渡され、写真を撮影され、なんとなく神妙な心持
になった。私にできることなど、なにもないかもしれないけれど、言わなきゃなと
思ったことは言うし、やらなきゃなと思ったことはやるかもしれない。あるいは、な
んにもやらないかもしれない。まだなにもわからない。
来年4月の開館する熊取文化ホールの、開館事業アドバイザー、という役職を委嘱さ
れた。
本日、任命式というのかな、町長室に招かれて、町の錚々たる方々の前で、まるで表
彰状をいただくように、委嘱状を手渡され、写真を撮影され、なんとなく神妙な心持
になった。私にできることなど、なにもないかもしれないけれど、言わなきゃなと
思ったことは言うし、やらなきゃなと思ったことはやるかもしれない。あるいは、な
んにもやらないかもしれない。まだなにもわからない。
27日(戯曲についての備忘録。)
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私は多作ではないし、才能もないし、そもそも自分自身で、劇作家であるということ
を、ことあるごとに否定している。まだ劇作家になっていないのだ。成れていないの
だ。劇作家と名乗れるようにまあ、一応、それなりに戯曲は発表できているわけだけ
ど、まだまだ実力不足だ、名乗れない。
ありがたいことに近年は、コンスタントに新作を発表しつづけられている、とはいえ
1年に1曲のペース。それ以前には、8年間なんにも書いていないという空白の期間も
あった(だけどその間、高校生のための上演台本を何作かとラジオ・ドラマを2本書
いたと思う)。
そんな私でも、未発表のままの、まだ戯曲になり切れていない可哀そうな戯曲たちが
いる。再三このブログに書いたと思うけど、すでに下書きまである「金色夜叉ヶ
池」、箱書きまで済ませてある「てんごくじごく」、いずれも登場人物が多いので、
遊劇体での上演は無理だ。それが上演台本化できない原因だろう。
さらに既発表戯曲の「ありとほし」を、タイトルをそのままに完全新作の2人芝居に
したいし、「エディアカラの楽園」と「花も咲かないで」を、登場人物を増やして、
プロセミアムの舞台でも上演できるように大改訂したい。
そうしてもう1曲、脳内では完成している、仮題「傷だらけの平太」、というのがあ
る。早く箱書きにでもしておかないと、そのうちに忘れてしまう。その不安で今、こ
のブログを記しているのである。さっさと箱書きを書けばいいじゃん、というツッコ
ミもあるでしょうが、そうはなかなか問屋が卸さない(ヘンな表現)。毎日いろいろ
とタイヘンなんです。集中力もないのです。そこんところもまた、私は劇作家ではな
い、という逃げ道として機能しているようです。
仮題「傷だらけの平太」は、武士も殿様も出てこない時代劇。今までの自分の劇作の
範疇から大きく飛び出すことのできそうな、長谷川伸さんをちょっとだけ意識した内
容(鏡花さんの戯曲全作品を上演してしまったら、その次はこの作家さんの戯曲に取
り組む予定であるらしい。ついでに記すと「てんごくじごく」も、時代は昭和である
けれども、コッチ側の内容)。あるいは笹沢佐保さんの股旅小説のような。殺陣やア
クションは、ほぼ無い。会話劇。登場人物は15人くらいで、演出プランとしては上演
は大丈夫なんだけど、これまた登場人物が多い、という理由で、遊劇体では上演でき
ない。
来年度の遊劇体の公演では、私は新作戯曲を書く必要はなくなった。上に記した未発
表および改訂作のうち、どれかひとつでもものにしたい、と考えている。
私は多作ではないし、才能もないし、そもそも自分自身で、劇作家であるということ
を、ことあるごとに否定している。まだ劇作家になっていないのだ。成れていないの
だ。劇作家と名乗れるようにまあ、一応、それなりに戯曲は発表できているわけだけ
ど、まだまだ実力不足だ、名乗れない。
ありがたいことに近年は、コンスタントに新作を発表しつづけられている、とはいえ
1年に1曲のペース。それ以前には、8年間なんにも書いていないという空白の期間も
あった(だけどその間、高校生のための上演台本を何作かとラジオ・ドラマを2本書
いたと思う)。
そんな私でも、未発表のままの、まだ戯曲になり切れていない可哀そうな戯曲たちが
いる。再三このブログに書いたと思うけど、すでに下書きまである「金色夜叉ヶ
池」、箱書きまで済ませてある「てんごくじごく」、いずれも登場人物が多いので、
遊劇体での上演は無理だ。それが上演台本化できない原因だろう。
さらに既発表戯曲の「ありとほし」を、タイトルをそのままに完全新作の2人芝居に
したいし、「エディアカラの楽園」と「花も咲かないで」を、登場人物を増やして、
プロセミアムの舞台でも上演できるように大改訂したい。
そうしてもう1曲、脳内では完成している、仮題「傷だらけの平太」、というのがあ
る。早く箱書きにでもしておかないと、そのうちに忘れてしまう。その不安で今、こ
のブログを記しているのである。さっさと箱書きを書けばいいじゃん、というツッコ
ミもあるでしょうが、そうはなかなか問屋が卸さない(ヘンな表現)。毎日いろいろ
とタイヘンなんです。集中力もないのです。そこんところもまた、私は劇作家ではな
い、という逃げ道として機能しているようです。
仮題「傷だらけの平太」は、武士も殿様も出てこない時代劇。今までの自分の劇作の
範疇から大きく飛び出すことのできそうな、長谷川伸さんをちょっとだけ意識した内
容(鏡花さんの戯曲全作品を上演してしまったら、その次はこの作家さんの戯曲に取
り組む予定であるらしい。ついでに記すと「てんごくじごく」も、時代は昭和である
けれども、コッチ側の内容)。あるいは笹沢佐保さんの股旅小説のような。殺陣やア
クションは、ほぼ無い。会話劇。登場人物は15人くらいで、演出プランとしては上演
は大丈夫なんだけど、これまた登場人物が多い、という理由で、遊劇体では上演でき
ない。
来年度の遊劇体の公演では、私は新作戯曲を書く必要はなくなった。上に記した未発
表および改訂作のうち、どれかひとつでもものにしたい、と考えている。
2023年08月27日
26日(熊取ゆうゆう大学9回目。)
小返しをしながらの通し稽古。ちょうど半分のページにしか進めなかったけれど、
とっても良い稽古だった。出演者のみなさんから、集中力、気迫、といったものが感
じられるのだ。今回も、確実に、私目安でありますが、ある一定の水準を超える出来
栄えとなるでありましょう。
熊取ゆうゆう大学「俳優・演劇講座」第8期生発表公演
『なんじゃ主水』
作+演出・キタモトマサヤ
9月10日(日)
14時開演(13時30分開場)
国指定重要文化財 中家住宅(JR熊取駅下車徒歩7分くらい)
入場無料・申込不要
ただし先着70名さままでとさせていただきます。
とっても良い稽古だった。出演者のみなさんから、集中力、気迫、といったものが感
じられるのだ。今回も、確実に、私目安でありますが、ある一定の水準を超える出来
栄えとなるでありましょう。
熊取ゆうゆう大学「俳優・演劇講座」第8期生発表公演
『なんじゃ主水』
作+演出・キタモトマサヤ
9月10日(日)
14時開演(13時30分開場)
国指定重要文化財 中家住宅(JR熊取駅下車徒歩7分くらい)
入場無料・申込不要
ただし先着70名さままでとさせていただきます。
2023年08月21日
20日(遊劇体ミーティング。)
久しぶりのミーティング。5月以来ですから、実に3か月以上経過しておりました。劇
団活動そのものが久しぶりです。
次回公演についての詳細の決定と、来年度の公演について。まだ発表はできません
が、方針は決まりました。
団活動そのものが久しぶりです。
次回公演についての詳細の決定と、来年度の公演について。まだ発表はできません
が、方針は決まりました。
19日(熊取ゆうゆう大学8回目。)
winmail.dat
粗い立ち稽古で、演出的なことを決めてゆきながら、やっとのことでラストまで到
達。次回からは小返しをしながらの通し稽古とします。もはや、なんの心配もしてい
ない私です。
遊劇体で11月に上演する新作戯曲を、遊劇体公演に先立ち、朗読劇として上演いたし
ます。
熊取ゆうゆう大学「俳優・演劇講座」第8期生発表公演
『なんじゃ主水』
作+演出・キタモトマサヤ
9月10日(日)
14時開演(13時30分開場)
国指定重要文化財 中家住宅(JR熊取駅下車徒歩7分くらい)
入場無料・申込不要
ただし先着70名さままでとさせていただきます。
粗い立ち稽古で、演出的なことを決めてゆきながら、やっとのことでラストまで到
達。次回からは小返しをしながらの通し稽古とします。もはや、なんの心配もしてい
ない私です。
遊劇体で11月に上演する新作戯曲を、遊劇体公演に先立ち、朗読劇として上演いたし
ます。
熊取ゆうゆう大学「俳優・演劇講座」第8期生発表公演
『なんじゃ主水』
作+演出・キタモトマサヤ
9月10日(日)
14時開演(13時30分開場)
国指定重要文化財 中家住宅(JR熊取駅下車徒歩7分くらい)
入場無料・申込不要
ただし先着70名さままでとさせていただきます。
2023年08月12日
12日(熊取ゆうゆう大学7回目目。)
ゆるゆると、あわてずさわがず、粛々と、立ち稽古。なかなか先へは進みませぬ。
ただ、ただただ、受講生のみなさんの迫力に圧倒されます。
遊劇体の、次回公演のプレヴューとなる戯曲での上演です。私は、オモシロいと確信
しています。みなさん、観にきてください。
受講生イコール俳優のみなさんも、技術うんぬんは抜きにして、素晴らしいです。是
非とも観ていただきたいと思う次第です。
ただ、ただただ、受講生のみなさんの迫力に圧倒されます。
遊劇体の、次回公演のプレヴューとなる戯曲での上演です。私は、オモシロいと確信
しています。みなさん、観にきてください。
受講生イコール俳優のみなさんも、技術うんぬんは抜きにして、素晴らしいです。是
非とも観ていただきたいと思う次第です。
2023年08月09日
8日(扇町ミュージアムキューブ。)
10月に開館する劇場、扇町ミュージアムキューブの内覧会に参加した。演劇に関わる
ニンゲンにとって、幸福な劇場、という印象を持った。大阪での小劇場演劇のメッカ
になる可能性は高いと思う。
そのあと、一緒に行った(実際には、私を連れて行ってくれた)パンダさんと、天満
にてミーティング。天満酒造へは10数年ぶり以上だ。ヘタすりゃ20年以上ぶりかもし
れない。メニューとか、変わっていないように思うし、今どき、ビール大ビン400
円。また行こう。
ニンゲンにとって、幸福な劇場、という印象を持った。大阪での小劇場演劇のメッカ
になる可能性は高いと思う。
そのあと、一緒に行った(実際には、私を連れて行ってくれた)パンダさんと、天満
にてミーティング。天満酒造へは10数年ぶり以上だ。ヘタすりゃ20年以上ぶりかもし
れない。メニューとか、変わっていないように思うし、今どき、ビール大ビン400
円。また行こう。
2023年08月06日
5日(熊取ゆうゆう大学6回目。)
本日より、稽古場が、発表公演の場である中家住宅になった。上演空間とはいえ、国
の重要文化財に指定された建築物の中を、自由に使わせていただけるのは、身が引き
締まるようなありがたいことだ。
舞台稽古となるので、まずは場当りから。動線、ミザンスなどを仮決めしてから、読
み合わせ3回目。とはいえ、朗読劇として台本を持っての本番なので、すでに立ち稽
古。
場当りに時間を必要としたので、たったの8ページまでしか進まなかったです。
の重要文化財に指定された建築物の中を、自由に使わせていただけるのは、身が引き
締まるようなありがたいことだ。
舞台稽古となるので、まずは場当りから。動線、ミザンスなどを仮決めしてから、読
み合わせ3回目。とはいえ、朗読劇として台本を持っての本番なので、すでに立ち稽
古。
場当りに時間を必要としたので、たったの8ページまでしか進まなかったです。
2023年08月03日
3日(『なんじゃ主水』を、かなり書き直した。)
昨日と今日で、全体の4分の1くらいのページを、推敲とかというレヴェルじゃないほ
どの書き直し。みなさんスミマセン。
ところで昨日YouTubeにアップされた博多めぐみちゃんの新曲というか未発表曲『や
さしい風』(10年くらい前に作った曲らしい)に、コメントしたら、返信コメントを
いただいて、ウレチイなーっと。
あえて書きますけれど、すごく良い曲ですぜ。
どの書き直し。みなさんスミマセン。
ところで昨日YouTubeにアップされた博多めぐみちゃんの新曲というか未発表曲『や
さしい風』(10年くらい前に作った曲らしい)に、コメントしたら、返信コメントを
いただいて、ウレチイなーっと。
あえて書きますけれど、すごく良い曲ですぜ。
2023年08月01日
29日(熊取ゆうゆう大学5回目。)
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読み合わせ2回目が、やっとラストまで到達。受講者のみなさんの熱意に圧倒される
ばかりだ。オモシロいものになるのは間違いないだろう。
が、私は、2回目の読み合わせを終えて、3箇所を書き直す必要があると思った。まだ
書き直すんかいっ、てお叱りの声が聞こえそうだが、こればっかりはしょうがない。
許してください。そのうちの1箇所は、大幅改訂だ。ウヒヒ。
読み合わせ2回目が、やっとラストまで到達。受講者のみなさんの熱意に圧倒される
ばかりだ。オモシロいものになるのは間違いないだろう。
が、私は、2回目の読み合わせを終えて、3箇所を書き直す必要があると思った。まだ
書き直すんかいっ、てお叱りの声が聞こえそうだが、こればっかりはしょうがない。
許してください。そのうちの1箇所は、大幅改訂だ。ウヒヒ。