読み合わせ。ああ、オモシロくなりそうだ、という予感。かえってそういうときこ
そ、難産だったり、自身ではちょっとイマイチに感じたりする出来になることが、遠
い過去にあったような気がするので、気を引き締めてかからないとな。
2023年09月17日
15日(第3回大阪演劇見本市に行って、それから日本の戯曲研修セミナーin大阪2003に行った。)
winmail.dat
演劇見本市は関西演劇振興会議の主催。ナレッジ・シアターにて。〈珠玉の話芸と演
劇のコラボレーション〉ということで、AプログラムとBプログラムがマチソワで用意
されていて、私が観せていただいたのは、講談師旭堂小南陵さんをフィーチャーし
た、釈芝居「赤垣源蔵・徳利の別れ」。演出・井之上淳。釈芝居というのは、講談と
俳優による演技との合わせ技で、昔から(いつの頃かはわかりませんが)ある形態だ
そうです。
素直にオモシロかった。こういうの好きです。小南陵さんがカッコいいし、俳優のみ
なさんもキリッと引き締まっていた。Bプログラムの浪曲師春野恵子先生(!)を
フィーチャーした近松の「好色五人女」からの節劇「樽屋おせん」も強く観たいと
思ったが、まあ、しゃあない。節劇というのはたぶん、浪花節の節という字からとっ
た節で、節劇というんだろうな。
知らない人がたくさんいる空間が苦手なので、舞台が終わるとすぐに会場を出て、JR
でなぜか大正へ。
昼ご飯ヌキだったので、大正駅近くのラーメン屋さんで、ラーメンと半チャーハンと
瓶ビールでゆったりと休んでから、京阪野江へ移動。
日本の戯曲研修セミナーは、日本演出者協会の主催事業。劇団未来ワークスタジオに
て。
開演まで1時間以上もあったので、向かいの公園みたいなスペースで、コンビニで
買った缶チューハイかと思えば中身がウォッカだった飲み物を飲みながら、読みかけ
の本でも読もうとしてたら、着電があったことを知った。いつも電話で長話になる地
元の先輩と楽しくおしゃべりをしているうちに、開演10分前になった。
川口一郎・作「二十六番館」(1932年雑誌「劇作」に発表)。リーディングの演出者
の名前は特になかったけれど、たぶん山口浩章氏ではないかな。関係性の分かりやす
い整理整頓された良い演出だと思った。作者と作品についての予備知識はなかったけ
ど、2時間ほどの3幕劇を興味深く拝見。まったくもってまるでチェーホフ。やはり日
本の演劇界にチェーホフの影響は大なんだなと思った。退廃的であるが人間模様の伝
わる群像劇で、これはよくできた戯曲だと感じながら頭のなかで演出プランを考えて
いた。
終演後、会場での打ち上げ呑み会に誘ってくれる出演者の方がいて、それはうれし
かったけれども、私は部外者であるのと、知らない人がたくさんいる空間が苦手なの
で、京都でひとり呑みをした。
ふたつの会場でいただいたチラシの数々を含めて、良い刺激を受けることのできた一
日だったけれども、私は、集団と交わるよりも、田舎の一匹狼でいいやと、あらため
て思った。
熊取ゆうゆう大学で上演した朗読劇「なんじゃ主水」の上演依頼が舞い込んだ、とい
うメールが届いていた。
演劇見本市は関西演劇振興会議の主催。ナレッジ・シアターにて。〈珠玉の話芸と演
劇のコラボレーション〉ということで、AプログラムとBプログラムがマチソワで用意
されていて、私が観せていただいたのは、講談師旭堂小南陵さんをフィーチャーし
た、釈芝居「赤垣源蔵・徳利の別れ」。演出・井之上淳。釈芝居というのは、講談と
俳優による演技との合わせ技で、昔から(いつの頃かはわかりませんが)ある形態だ
そうです。
素直にオモシロかった。こういうの好きです。小南陵さんがカッコいいし、俳優のみ
なさんもキリッと引き締まっていた。Bプログラムの浪曲師春野恵子先生(!)を
フィーチャーした近松の「好色五人女」からの節劇「樽屋おせん」も強く観たいと
思ったが、まあ、しゃあない。節劇というのはたぶん、浪花節の節という字からとっ
た節で、節劇というんだろうな。
知らない人がたくさんいる空間が苦手なので、舞台が終わるとすぐに会場を出て、JR
でなぜか大正へ。
昼ご飯ヌキだったので、大正駅近くのラーメン屋さんで、ラーメンと半チャーハンと
瓶ビールでゆったりと休んでから、京阪野江へ移動。
日本の戯曲研修セミナーは、日本演出者協会の主催事業。劇団未来ワークスタジオに
て。
開演まで1時間以上もあったので、向かいの公園みたいなスペースで、コンビニで
買った缶チューハイかと思えば中身がウォッカだった飲み物を飲みながら、読みかけ
の本でも読もうとしてたら、着電があったことを知った。いつも電話で長話になる地
元の先輩と楽しくおしゃべりをしているうちに、開演10分前になった。
川口一郎・作「二十六番館」(1932年雑誌「劇作」に発表)。リーディングの演出者
の名前は特になかったけれど、たぶん山口浩章氏ではないかな。関係性の分かりやす
い整理整頓された良い演出だと思った。作者と作品についての予備知識はなかったけ
ど、2時間ほどの3幕劇を興味深く拝見。まったくもってまるでチェーホフ。やはり日
本の演劇界にチェーホフの影響は大なんだなと思った。退廃的であるが人間模様の伝
わる群像劇で、これはよくできた戯曲だと感じながら頭のなかで演出プランを考えて
いた。
終演後、会場での打ち上げ呑み会に誘ってくれる出演者の方がいて、それはうれし
かったけれども、私は部外者であるのと、知らない人がたくさんいる空間が苦手なの
で、京都でひとり呑みをした。
ふたつの会場でいただいたチラシの数々を含めて、良い刺激を受けることのできた一
日だったけれども、私は、集団と交わるよりも、田舎の一匹狼でいいやと、あらため
て思った。
熊取ゆうゆう大学で上演した朗読劇「なんじゃ主水」の上演依頼が舞い込んだ、とい
うメールが届いていた。