2024年05月29日

28日(『微風の盆』稽古6回目。)

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今日の稽古には、私は不参加。今は、台詞を入れてもらいながら、動線と立ち位置を
探り当てようとする自主稽古の時間のほうが大切。私不在のほうが稽古の効率が上が
る。稽古場には3回に1回くらいの登場でよいといってくれた劇団員もいるが、稽古が
あるのに稽古場に行かないと、どうにも落ち着かない。冷静に考えれば、次回の稽古
も休んだほうが良いと考えるが、きっと稽古場に行ってしまうのだろうな。極力、口
を開けないように注意したい。いや、休もう。私はまだ不要だ。要するに、もう、演
出的な方針は、伝えているし、俳優たちだけでクリエイションできるのだから。だけ
ど私がいると、余計な口出しをしないように、と思っていても、つい口がすべってし
まう。邪魔者になっているに違いない。スタッフさんのいる日だけでよいだろう。そ
う考えて、勇気をもって、「休みます」ということにしたい。

明日は、もうひとつ公演に向けて稽古中の、『日輪草』の稽古日なんだけど、私は2
回に1回弱のペースで稽古に参加している。私は、明日で8回目の稽古場参加となる。
俳優のみなさんは、私の2倍以上の稽古日をこなしている。私が演出的な宿題を出し
て、次の稽古では私抜きでそれをこなして、そして前へと進む。そんな案配だ。この
集団は、私が8年間続けてきた熊取ゆうゆう大学〈俳優・演劇講座〉の修了生たちに
よる結成で、9月29日に旗揚げ公演を打つ。劇団員7人中4人は私よりも年上の、シニ
アばかりの劇団だ。日輪草のほうは、遊劇体とは真逆で、台詞から動き、動線、ミザ
ンス、すべてにおいて、私がつける。それもまた楽しい。

ところで、熊取ゆうゆう大学〈俳優・演劇講座〉ですが、そこから劇団が誕生した
(旗揚げはまだだけど)ということもあって、発表公演を持つ講座は終了、演技ワー
クショップということに姿を変えることとあいなった。
posted by yu-gekitai at 14:56| 京都 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする