2024年09月30日

29日(日輪草旗揚げ公演『灯灯ふらふら』。)

winmail.dat
昨晩は〈ひまわり〉で、あっという間の4時間を呑んで(居酒屋に行く前からタイ
ム・リミットを設定していました。タイム・キーパーはまさかの、私でおます)、ヘ
ロヘロになって帰り着きました。酔って、というより疲れ果てて、です。

本日、本番。ワン・ステージのみ。完全ソールド・アウト。テレヴィ収録もあり。

昨日の、限りなくゲネプロに近い通し稽古のダメだし(昨晩は、退出時間がきてしま
い、全てのダメ出しができなかったのです)をして、抜き稽古、そしてゲネプロ。

開演1時間半くらい前からお客さんが集まりだし、舞台監督もやってる私は、焦らず
冷静に、ズバズバ決断を下して、いろいろなことを実行させていただきました(演出
者という立場でもあるからこそできたこと)。

いわゆる普通の観客席は、ひとり分の隙間もなく埋まりました。歌舞伎や能楽にある
ような真横から観ていただく客席も埋まり、もはや太い角柱がじゃまで見えない、客
席といえない客席までも。

一回こっきりの本番は、なかなか良かった、と私もじゅうぶんに満足できるものでし
た。ヨカッタ。

〈さぬきや〉での打ち上げも楽しく、3時間で切り上げましたよ(ほめてほしいのは
ソコかいっ!)



一般的にいえば、まだまだ演技も稚拙な俳優のみなさんたちですが、平均年齢推定65
歳、クボちゃんいわく「年齢の説得力や人生経験のリアリティ」で、観るものを納得
させるチカラがあります。みなさん旗揚げ公演の終わった今日、次回公演に向けてす
でにスタートを切りました。ものすごいバイタリティです。次回公演の演出もさせて
いただくことになってます。この方たちと出会うことができて幸せな私であります。
posted by yu-gekitai at 14:23| 京都 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

28日(日輪草旗揚げ公演『灯灯ふらふら』小屋入り。)

小屋入り、なんて書きましたけれど、何度も公演会場である中家住宅で稽古をさせて
もらっていますし、仕込みは簡単な舞台美術(キタモト)と音響さん(大西さん)だ
け。小返しをしながらの通し稽古と、限りなくゲネプロに近い通し稽古。というハー
ド・スケジュール。

ええ芝居になってると思いますけれど、お客さんとの相性がモンダイですね。こう見
えても『灯灯ふらふら』は、ちょっと難解な、現代演劇の戯曲ですからねえ。
posted by yu-gekitai at 13:47| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月28日

27日(『灯灯ふらふら』稽古。)

熊取町公民館にて。通し稽古。1時間17分。狭い部屋での稽古だったので、動線が省
略された分、時間が短くなっている。本番では1時間20分かな。



くまとり劇倶楽部「日輪草」旗揚げ公演

『灯灯ふらふら』

作+演出 キタモトマサヤ

9月29日(日)14時開演

国指定重要文化財 中家住宅にて

問い合わせは、koppa31@gmail.com まで、あるいはキ
タモトまで。よろしくお願いします。
posted by yu-gekitai at 09:00| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月23日

21日(『灯灯ふらふら』稽古。)

小返しをしながらの通し稽古。私がいうのもなんだが、どんどん良くなってゆく。油
断は禁物だけれど。



くまとり劇倶楽部「日輪草」旗揚げ公演

『灯灯ふらふら』

作+演出 キタモトマサヤ

9月29日(日)14時開演

国指定重要文化財 中家住宅にて

問い合わせは、koppa31@gmail.com まで、あるいはキ
タモトまで。よろしくお願いします。
posted by yu-gekitai at 09:08| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月18日

16日(遊劇体ミーティング。)

winmail.dat
来年度の、次回公演について。方針、は決まりましたが、まだまだ、どうなるかこと
か予断が許しません。とういうことで、詳らかにすることができませんが、実現した
ら、まあ、久しぶりに、凄い公演になりますよ。と思ってるのは私だけかな。それが
実現に至らなくても、なにがしかの公演は、やります。ちっちゃい規模でも。という
ことで、次回公演については、来年の春くらいまでは、しゃべったらあかん状態、と
いうことかな。
posted by yu-gekitai at 18:46| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月15日

15日(とうとうやりました!)

芝居とは関係ないです。

昨日の購入で、「週刊少年マガジン」の1969年発行分、全冊揃いました。別に必死に
なって集めていたわけでもないですが、何となく古書店で見つけて安ければ、という
感じで、購入を続けていて。最初の1冊を買ってから、おおよそ45年かかったことに
なります。

ついでに、1970年の発行分は、残りあと2冊で全冊揃います。あと何年かかるかな?
posted by yu-gekitai at 10:15| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

14日(『灯灯ふらふら』稽古。)

苦戦しながらラストまで、とりあえず当ることができた。おっとコールはまだだっ
た。次回は、小返しをしながらの、通し稽古だ。

今日もまた、以前のとは別のテレヴィの取材を受けた。私、しゃべりすぎ。本番も撮
影して、ニュース映像にまとめるそうだ。
posted by yu-gekitai at 09:34| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

13日(人形劇団クラルテを観た。)

winmail.dat
『銀河鉄道の夜』、原作・宮沢賢治、脚色+演出・東口次登、近鉄アート館にて。

原作はまるで当然のように読んでいる、という以上に、何回も読む機会があったか
ら、内容については知っている。わかっているのに、いや、結末が(過程も)わかっ
ているからこそ、観客席の私には切なさがつのったように思われる。モノガタリとは
そういうものだろう。知らないから知りたいというモノガタリへの欲求もある。だが
その欲求は落胆させられることも多い。古今東西の名作とは、わかっているものをさ
まざまな視点で新たに見据え、発見し、より深く知る、そういう、モノガタリを整理
整頓する楽しみにあるように思う。私は、既に知っているモノガタリを追いかけ、観
て、大いなる感銘を受けたのである。ハナシは変わってしまうかもしれないけれど、
再演三演の意味もそこにあるだろう。舞台作品を観るということは、どんなオハナシ
かを確かめに行くことではないのだ。

人形ではなく俳優が生身で演じていたら、という考えが観劇中に繰り返し頭をもたげ
た。頼りない所作の人形が私の中で生命を持ち始めるのを不思議に思いながら。これ
はつまり、人形でしか成立させ得ない舞台なのだ。あたりまえだ、人形劇だもの。文
楽とはまた別の、人形芝居の世界、これは私にとっての新たな発見だった。われわれ
の舞台での俳優の存在が、人形に食われてしまったようで悔しくも感じたが、それそ
こは、人形劇の舞台ですから、較べるのもおかしいんですけれど。

人形を操り台詞を吐き、という意味では操演者が俳優であるとも言い換えられる。黒
子に徹しながら、クリアーなトーンの台詞の響きも心地よかった。

演出においては空間の使い方が巧みで、作品にマッチした美術(永島梨枝子)と照明
(永山康英)が美しく、ラストシーンの宇宙の展開に息を呑んだ。
posted by yu-gekitai at 09:28| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

12日(『メサイア・オブ・デッド』を観た。)

winmail.dat
製作・グロリア・カッツ、監督・ウィラード・ハイク、脚本・ウィラード・ハイク+
グロリア・カッツ、73年、アメリカ映画。

この映画は、ゾンビ映画の先駆的作品として紹介されている。日本では今年になって
初めて映画館上映された。タイトルはゾンビ映画のごとくだが、原題は「Messiah Of
Evil」。つまりこれは、観て初めて理解したことだけれど、クトゥルフ神話体系の作
品だった。そこのところをはっきりさせないと、この映画の怖さオモシロさはわから
ないと思う。ただの意味不明のゾンビ映画となり果ててしまうのだ。

以下はウィキペディアよりの引用でおます。



20世紀にアメリカで創作された架空の神話であり、「アメリカ神話」とも呼ばれる。
作中では逆に、人類史の神話は太古からのクトゥルフ神話の派生であるということに
なっている。

太古の地球を支配していたが、現在は地上から姿を消している強大な力を持つ恐るべ
き異形の者どもが現代に蘇ることを共通のテーマとする。



私は、クトゥルフ神話の熱心な読者ではないが、軽く見積もって20冊くらいは書棚な
どに積読をしている。だからすぐにピンときました。この映画の売り方としては、全
くクトゥルフ神話に触れていないのは失敗ではないでしょうか。日本でも、クトゥル
フには一定数の熱狂的信者が存在するはず。きっと、ゾンビで売る方が観客を呼べる
と考えたのでしょうね。



クトゥルフ神話の典型的ともいえる内容で、そこに気づけばストーリーの先が読める
ほどわかりやすい。しかし、私は楽しめたが、他人には勧めない。暗く不気味なトー
ンの映像がつらなる。しかし、独特な美意識に貫かれている。アーティスティックで
ある。が、観ていて不安をあおられ、やりきれない気持ちになる。それにはフィラ
ン・ビショップという謎の音楽家の曲が大きく作用しているようにも感じる。タイト
ルバックのクレジットではエレクトロニック・ミュージックと表記されていたと記憶
するが、いわゆる電子音楽である。一般に知られているようなシンセサイザー音楽で
はなく、古典的な電子音楽である。

監督+脚本のハイク&カッツ夫妻は、ジョージ・ルーカスに認められて、この後「イ
ンディ・ジョーンズ」や「ハワード・ザ・ダック」などの脚本や監督に抜擢されるの
だから、この「メサイア・オブ・デッド(正確にはイーヴィル)」は、低予算の自主
制作映画とはいえ、なかなかの映画であったということを証明している。

特典のナイスな絵ハガキをもらっちゃった。

博多めぐみちゃんも昨日観てきたそうで、観てよかったと、Xに感想を書いてました
よ。



posted by yu-gekitai at 08:23| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月08日

8日(『他人の顔』を観た。)

監督・勅使河原宏、原作+脚本・安部公房、1966年、勅使河原プロ+東京映画、キネ
マ旬報ベストテン第5位。

うーん、なかなかに気分の悪い映画。私には、この映画の良さはわからない。どう
も、阿部公房さんの作品は、好きになれない私のようだ。ただし、エロチックな女優
陣は良い。それは監督の趣味かな。京マチ子さん、岸田今日子さん、入江美樹さん、
市原悦子さんまでも。

〈なめくじ酒場〉にて。
posted by yu-gekitai at 21:12| 京都 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

7日(『灯灯ふらふら』稽古。)

順調です。私の予想を超えてどんどんよくなってゆくので、うれしい驚き。稽古場が
楽しいです。本日も音響さんが来てくれて、中家住宅の空間に音楽が響きました。

入場予約は、ほぼ完売のようです。が、あと数人分が増やせるかも、という感じで
しょうか。観て見ようかな、と思われる方は、以下へお問い合わせか、私に直接、ご
連絡ください。





くまとり劇倶楽部「日輪草」旗揚げ公演

『灯灯ふらふら』

作+演出 キタモトマサヤ

9月29日(日)14時開演

国指定重要文化財 中家住宅にて

問い合わせは、koppa31@gmail.com まで、あるいはキ
タモトまで。よろしくお願いします。



次回の稽古では、この前とはまた別のテレヴィ局が取材にきてくれるそうで、本番も
収録されるそうです。ニュースみたいな感じで放送されるのでしょう。
posted by yu-gekitai at 09:30| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月07日

6日(『セッション・マン』を観た。)

監督+脚本+製作・マイケル・トゥーリン、23年、イギリス映画。ピアニスト、ニッ
キー・ホプキンスがいかに天才的に素晴らしかったかということを、羅列するばかり
となってしまっている。そこに持病であるクローン病が影を落とすわけだ。ドキュメ
ンタリーとしては、なに不足はないかもしれないだろうが、映画としての感動に乏し
い。ニッキーのことは嫌いじゃないからまあ良いけれども。Uplink京都にて。
posted by yu-gekitai at 19:54| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5日(大阪劇団協議会劇フェス2024前夜祭に参加した。)

winmail.dat
なんで私が参加させていただいたかといいますと、恥ずかしながら審査委員というこ
とになってしまったからです。分不相応ですが、成り行きで仕方がない。恩義ある方
から依頼されたら断り切れなかったです。今まで書いたこともないレヴェルの劇評も
書かなくてはならないようで、不安であります。

前夜祭パーティーは楽しかったです。スピーチも長すぎてごめんなさい。はしゃぎす
ぎてしまいました。谷町劇場にて。



久しぶりの谷町劇場でした。地下鉄「谷町6丁目」駅で下車したのですが、谷町劇場
に行き着けなくて、気が付けば谷町2丁目まで行ってしまいました。これはまちがっ
ていると「谷町4丁目」駅にもどって、地下鉄で「谷町9丁目」駅に下車。ここもまた
違う景色で、谷町劇場に向かう道筋が見えてこない。再び地下に戻って乗り直し、
「谷町6丁目」駅に下車。初めに下車したときに、反対向いて歩いていたのでした。
結局、遅刻して入場。でもまだ、始まってなくてよかった。いやいや、私の未着のせ
いで時間どおりに始まらなかった可能性は否定できない。だって幹事のかたが、駅と
劇場の中間地点あたりで待ちかまえていらっしゃった。すみませんでした。こういう
ことがよくあります。
posted by yu-gekitai at 11:38| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする