2019年07月16日

15日(スキマを埋めてゆく。)

winmail.dat
 レコードとマンガが好きなんですよ。あ、こんなこと書くのは今更ですか。集めて
いるんですね。まあ、ほかにもいろいろ集めましたけど。食玩関係だとかフィギュア
とか。

 で、今はレコードとマンガだけです。それも新しいアーティスト、分野に挑戦とい
うわけではなくて、スキマを埋める作業という感じです。

 特にマンガは、もうほとんどこの世に、買わなくちゃいけないなと思わせられるよ
うなものは残っていなくなってしまっていて、いや、あるんですけれど、欲しくても
もう手を出したくないような高価なモノばかりで、パス、です。

 水木しげる大先生の「怪奇鮮血の目」12万円とか、「墓の町」20万円とか、「地底
の足音」15万円とか、楳図かずおさんの「ガモラ」全3巻揃い12万円とか、古本屋で
見つけても、いくら欲しくったって、買えるわけがないじゃありませんか。

 ですからここ数年は、矢代まさこさんの、単行本未収録の雑誌掲載作品収集に心血
を注いでまいりました。ですからウチの私がいる周辺では、「少女コミック」や
「マーガレット」や「プリンセス」や「りぼん」などの少女マンガ誌からOLさん向け
の「フォアレディ」とかね、古いところでは「ファニー」とかね、山積みですわ。

 矢代まさこ先生の作品は、全部読みたい! でも、単行本は少ない。しかもほとん
ど同じ作品ばかり単行本に収録される。

 それでもまだ残すところ、貸本マンガの単行本7冊(見たこともないものがほとん
ど)、単行本未収録作品の掲載雑誌が40冊くらいもあるんですよ。ボケてるヒマはあ
りませんよ。

 ところで突然に、楠勝平さんのこと。1974年にわずか30歳で亡くなられた楠勝平先
生は、作品数が非常に少ないです。作品集は、月刊漫画ガロの特集号と、単行本「楠
勝平作品集」、その普及版である「おせん」と、「彩雪に舞う・・・」の3冊の、全
部合わせて4冊しかないですよ。これら4冊も、同様の作品ばかりが収録される傾向に
ありますから、漏れている、いわば私たちファン(だれとだれ?)からすると幻の作
品とでもいうべき、単行本未収録雑誌掲載作品も読みたくて読みたくてですね、機会
が(出会いですね)あればなんとか入手したいと願いながら生きてきたので、少しは
手に入れましたよ。というわけで今回、やっと久しぶりで新たに1冊、手に入れまし
たよ(ああ、これが言いたかったのです)。

 今回入手できたのは「出張」という作品(とエッセイが1ページ)。いやあオモシ
ロい。マンガ表現を逆手に取った、ヒネリのききまくったラスト・ページ。あえて、
ラスト・シーンとも、最後のコマとも書きません。二十歳そこそこの人の作品だとは
とても信じられない。楠勝平先生の作品は、すべてそういう高い水準の極みにあるの
ですが。さすが白土三平仙人唯一の弟子。楠勝平先生がそのままずっと描き続けてお
られたら、どんな大家になられただろうか。どんなきめ細かくニンゲンを描く作品を
生み出されただろうか。「彩雪に舞う・・・」巻末の作品リストを見ると、まだまだ
読んだことのない作品が20冊分くらいあるなあ。ボケてる場合じゃないですね。
posted by yu-gekitai at 11:26| 京都 ☁| Comment(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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