2020年08月15日

14日(4つの芝居、それから3つの芝居。)

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 まあ、芝居を、ひとつ、ふたつ、とは数えませんが。

 私のアタマのなかで、4つの芝居が混在しながらうごめいています。

 来年1月の、熊取ゆうゆう大学演劇講座の発表公演『空のトリカゴ』と、

 2月の、大阪劇団協議会プロデュース公演『トロイアの女たち』と、

 3月に延期になった、遊劇体『われわれは遠くから来た、そしてまた遠くへ行くの
だ』と、

書き直し欲求が強くなって、大改訂中の『ほたる』です。



 なんで今更になって『ほたる』の改訂作業に入っているのかといいますと、、私に
は、自分でオリジナル戯曲と認めるものは、たった9作品しかないのですが、それら
を、自分が死んでからも後悔を残さないように、順次、今の私にとって納得できる状
態にしておきたいという気持ちになりました、ということなのです。

『ほたる』決定稿作成が終わったら、『残酷の一夜』の大改訂に取りかかる予定で
す。改訂におけるミッションは、より理解しやすいように、です。

 以上のことは、極私的なことです。



 公演を控える3作については、本当に上演にまでこぎつけられるのか、という不安
を断ち切るように、演出的なクリエイション作業をしています。そこで、まとまって
きたのは、この連続する3作品は、3部作といいますか、3兄弟のようなものになるだ
ろうということです。

 『空のトリカゴ』は、平均年齢60歳くらいの演劇講座受講生の市民演劇、熊取町だ
から町民演劇になりますか、演劇講師という立場で演出させていただき、それを300
席くらいのホールで、

 『トロイアの女たち』は、新劇の劇団所属の舞台俳優さんたちによる合同のプロ
デュース公演で、外部から招聘された演出家という立場で、500席くらいのホール
で、

 『われわれは遠くから来た、そしてまた遠くへ行くのだ』は、自身が主宰者という
立場のホームグラウンドで手練れの俳優と、キャパシティー100人に満たない小劇場
で、と、それぞれが、全く異なるシチュエイションで、異なる技量や個性の出演者
で、異なる空間で、と、見事なヴァリエイションをみせるわけですが、それらをひっ
くるめて、3部作にしようという魂胆です。ひとつの共通項で括ってしまおうという
肚です。ちなみに「はらです」と書いたつもりです。この場合「きも」じゃないで
す。

 もう8月の中旬ですか。ええかげんに自身をエンゲキの世界に戻してやらないと、
という思いにやっとなってきた、という今日この頃です。
posted by yu-gekitai at 10:11| 京都 ☀| Comment(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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