2021年04月06日

4日(劇団往来を観た。)

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 「ヴェニスの商人」作・ウイリアム・シェイクスピア、訳+演出・神澤和明、近鉄
アート館にて。シンプルにコンパクトになったヴェニスの商人。劇場空間が巧みに使
われている。テンポがあり隙が無い。余韻など無用とばかりにぐいぐい観客を心地よ
いドラマの世界に引き込んで行く。コロナ禍における公演の喜びが充満した、祝祭の
ようなものだった。特にポーシャ(星吹彩翔)とネリッサ(永井凜)に魅了された。

この戯曲については、いつのどの時代にもある根本的対立構造が明確にすぎる。戯曲
ではそれが放置されているように思えるが、いざ、演出するとなった時、どのように
対応すべきか、絶望的な困難さに立ち向かい合わねばならないと感じさせられるのは
私だけだろうか。私なんかが手を付けてしまったら、のっぴきならない暗い芝居にし
てしまいそうだ。

 近鉄アート館は、モダンで幾何学的で、ある意味奇妙な空間。この空間で鏡花さん
の戯曲に挑戦してみたい、なんて思う。

posted by yu-gekitai at 08:51| 京都 ☁| Comment(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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