2021年04月18日

18日(『提灯をかぞえる』。)

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 本日未明のこと、天啓に打たれるように、新作の構想が完成した。もやもやと心の
片隅で漂っていたものに、最後の重大なピースが突如登場したのだ。これでひとつの
コンポジションが完成した。大げさに思われるかもしれないけれど、もう、今からで
も新作を書き始められる、という状態になった。

明け方まで、そのタイトルを考えるのだが、全然、良いものが思い浮かばない。とり
あえず仮題『提灯をかぞえる』にした。ダサイです。あ、今ひらめいた。『灯をかぞ
える』に改題しよう。ともしびをかぞえる、と読ませよう。

 天皇制に反陽子爆弾を投入する過激派母子も、メスと化したお姫さまもいない、携
帯電話もない時代。真夏。いつでも真夏だな。民家の軒先が舞台だ。床几で将棋。少
年たちの夏休み。アブラゼミ、ヘイケボタル、クワガタ。少年サンデー、少年マガジ
ン。プール、ソフト・ボール。高校生になった少年と老人のモノガタリ。織物工場、
空き地で咲いていた綿の花。横山音頭とアメリカ南部のコットン・フィールズ。主人
公は盲目のジジイだ。スリーピー・ジョン・エステスのブルースが似合う芝居になり
そうな予感。遊劇体のための芝居でおます。

 ま、その新作も、今はまだ上演の予定はない。だからきっと書かないだろう。

その前に『遠くから遠くへ』の決定稿を作らなきゃならない。私が死んであと、あの
世での苦しみを残さないようにね。

それから〈虚空文庫〉さんに、次の台本を送らなければならない。『往生安楽国』を
掲載していただく予定だ。改訂して、決定稿にしなけりゃならない。こちらも、死ん
でからの悔いを残さないためにね。
posted by yu-gekitai at 11:28| 京都 ☁| Comment(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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