2021年06月24日

24日(うぎゃー、博多めぐみちゃんの、バチカン大王時代のライヴが見れるなんて。)

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 1989年の夏、たぶん初のワンマンだと思われる。1時間45分、休みなしに突っ走
る。エネルギーがすごいです。博多めぐみちゃんのパフォーマーとしての実力をまざ
まざと見せつけられ、自分の【推し】が、やはりタダモノではない、のっぴきならな
い存在であるというのを、強く実感。心地よい。快感。またまた元気がもらえた。

めぐみちゃんのおしゃべりは、なんか人がよさそう。存在としてポジティヴなんだけ
ど、自己肯定感が低い、そんなように感じられる。それは性格なんだろうな、なんて
ことを思った。かつてテレヴィ番組で子供バンドのうじきつよし氏にいじめられてい
たし。

 1時間45分のステージを(当然ですが)一気に楽しんだ。東京、芝浦インクス
ティックにて。

89年といえば米米CLUBを脱退してからまだ1年後だ。88年の春に辞めざるを得なく
なっての脱退、このライヴは推定89年の夏だから、正確には1年と半年近くは経って
いるか。推定でしかありえないのに正確にはって、矛盾してるね、私。バチカン大王
が、やむをえずバビロン大王と改名してデビューするのが90年の秋だから、まだそれ
より1年以上前のライヴということになる。会場のせいか録音のせいか、轟音のよう
な音の塊のヘヴィーなサウンドで、基本的にはポップ・ミュージックをやるファン
ク・バンド。ベースとドラムスの重低音がはんぱない。まさかのポスト・パンク的
な、インダストリアル、ミニマルなどのアヴァンギャルド・ミュージックの影響さえ
そこはかとなくあったように感じた。キイボード奏者2名のうち女性がデビュー後に
はチェンジしているようだ。この女性奏者のシンセ・ソロ、良かったけどな。

〈音楽性の違い〉という米米CLUB脱退時の表向きのコメントを正当化できる音楽に
なっていたと思う。客席との関係性のつくり方だとかは、米米CLUBの影響を残しつ
つ、演奏で勝負するバンドになっていた。デビュー曲となった必殺の『エロガッパ』
は、まだ披露されていない。ちょっとよく似たリフを持つ曲があったかもしれない。
バビロン大王の演奏で聴きなれた曲も、結構アレンジが違うのでそれもまた新鮮。

後半、サトミさん登場。博多めぐみちゃんよりほんの少し前に、シュークリームシュ
を辞めた米米CLUBのセンターで踊っていたクラシック・バレエの先生だ。めぐみちゃ
んが冒頭からMCで暑い暑いを連発していて、今思えばそれもネタ振りだったのか、扇
子を揺らしての登場で、めぐみちゃんとふたりで〈おせんすシスターズ〉(と聞こえ
た)としてデュエットしたり踊ったりもびっくり楽しかったし、うれしかった。その
ままラストまでサトミさんはずっとステージで踊っていたし、さらに元米米CLUBのマ
ルさんが演奏に参加して米米CLUBの『かっちょいい』を演奏したりと、エンターテイ
メントとして圧巻のライヴだった。

由緒正しい凄いバンドが現れたということになるのだが。ヒットしても不思議じゃな
いくらいの『マッチでDADADA』とか、いい曲もあるのにな。ヒット曲を出してほし
かったな。たぶん、めぐみちゃん推しの方がたみなさんがおっしゃるように、時代が
早すぎたんだと、私も思う。〈メガネっ娘〉、で、実は〈女装ギタリスト〉、を、中
心とした〈ファンク・ロック・バンド〉。平成になったばかりのこの国では、大多数
の日本人は違和感を感じるだけなんだろうな。ご家庭のテレヴィでファンク・ロッ
ク、しかもルックスや歌詞がすこぶるストレンジなやつに夢中、なんてファンキーな
ご家族はいないよね。

個人的にはデビュー後の整然とした、所属事務所レコード会社のなんらかの強制力を
感じさせるバビロン大王より、デビュー以前のこのバチカン大王の音楽の方が、私の
好みだ。荒々しい凶暴性と同時に、めぐみちゃんのとぼけたひとの良さ愛くるしさが
混在しているから。それは米米CLUBに負けないくらい(たとえお手本だとしても)魅
力的だ。

一度見ただけの感想。記述にまちがっている箇所があるかもしれない。博多めぐみ、
というパフォーマーの、今まで知っていたつもり以上の、その実力が確認できてうれ
しかったのだ。
posted by yu-gekitai at 17:07| 京都 ☁| Comment(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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