今年も受け持たせていただく熊取ゆうゆう大学の〈俳優・演劇講座〉。7年目
だ。今回、私が持ち込んだ台本は、普通の感覚としては、非常に難解だと思う。しか
も、上演時間は1時間30分から40分、と、いわゆる素人の方々の発表公演としては、
上演時間が長いかもしれない。国指定重要文化財の会場の、長椅子の座り心地も良く
ない。そのような条件で、お客さまに満足していただけるかは、はなはな心もとな
い。それでも私は、やるしかないのだ。いや、急遽、単純なものに差し替えることも
可能だ。でも、そういうことをやるつもりはないのだから。私は、新作の『灯灯ふら
ふら』は傑作だと、自身の、最高傑作だと、みなしている。今日になってやっと一回
読み返して(正確にはすべて読み返したわけではない、前半3分の1と、ラスト・
シーンだけ)、感動のあまり号泣した。それは私が、完成形を知っているからで、自
分以外の方にとっては、劇団員のみなさんにたいしても、説得力を発揮できないかも
しれないけれど、どう考えても、最高傑作だ。泣く!
次回は、本読み、再来週からは読み合わせ稽古に入る。
2022年07月02日
この記事へのコメント
ご苦労様でした。いや、まだまだこれから推敲を繰り返し完成度をあげるのですね。もうひと頑張りですね。
Posted by ひさかっちゃんです。 at 2022年07月05日 07:45
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