2023年12月19日

17日(『ベルリン・天使の詩』を観た。)

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1987年、西ドイツ+フランス合作映画、脚本+監督 ヴィム・ヴェンダース、第40回
カンヌ映画祭最優秀監督賞受賞作。もうすぐ最新作の『パーフェクト・デイズ』が公
開されるので、その予習もあるのか〈なめくじ酒場〉では、ヴィム・ヴェンダース特
集をやっている。

大袈裟な物言いかなとは思うけれど、モンスター級のものすごい映画である、と思
う。悪くいえば、単純な思いつき、のようなことが説得力を持って映画としての芸術
性を損なっていないこと、そしてピーター・フォークがピーター・フォークその人と
して映画の中での虚構として成立してしまっていること、この2点は驚嘆に値する。
全体はセンチメンタルな叙情に貫かれている。モノクロとカラーの使い分けは、最
初、戸惑ったけれど、天使の視点とニンゲンの視点の差異であろう。
posted by yu-gekitai at 07:47| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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