2025年10月07日

5日(人形劇団クラルテを観た。)

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『星の王子さま』原作・サン・テグジュペリ、翻訳・内藤濯、脚色+演出・東口次
登、扇町ミュージアムキューブ01にて。

昨年に観せていただいた『銀河鉄道の夜』でも感じたのですが、そのとき以上に、時
間とともに人形であることを忘れて観ていました。操作し演じている俳優さんがそこ
にいるからかもしれませんが、ドラマの世界に取り込まれて、まるで自分がその世界
で生きているがごとく体験してしまっている気持ちになりました。

ご存知の通りファンタジーです。王子と飛行士の眼を通して観る世界には、現実にあ
るリアルというものは存在しません。しかし、私たちの日常でふと感じるような、こ
の世に生きていることの、存在することのリアリティがそこにあります。人形でしか
できないエンゲキがそこにありました。人形の造形も舞台美術も、仄暗いがファンタ
ジーの幻想世界へ誘ってくれる照明も、使用頻度の高さにもかかわらず決して鳴りす
ぎない音楽も、すべてがトータルに作品世界のリアリティの構築に貢献しています。
ファンタジーにおけるリアリティ、って相反するもののようですが、ドラマの本質こ
そニンゲン、つまるところ命の営みなのでしょう。人形が命をもっていました。

作品としては原作の力に負うところが大きいのかもしれませんが、演出の目配り気配
りの確かさが、この舞台をこれだけのものに仕立てたのだと感じました。



posted by yu-gekitai at 16:55| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

4日(くまとり劇倶楽部 日輪草『あしたは晴れる』の稽古は舞台稽古となった。)

winmail.dat
今回初の、公演会場である、国指定重要文化財中家住宅にての稽古。ここを使わせて
いただけるのは幸せです。

まずは本番のための、個人個人の場当りから始めました。そしたらそのまま、自主稽
古になってしまいました。そしてそのまま、そのページから熱く小返しを重ねる稽古
になってしまい、そのままラスト・シーンにまで到達してしまいました。中間部は、
まだ心もとないですから抜き稽古を重ねる予定ですが、次々回の稽古からは、目標通
りの通し稽古になるでしょう。順調です。熱い俳優のみなさんと鬼と化した演出者と
の、そのままな稽古でした。

チケットが残り少なくなっています。残り20席くらいだと思います。ぜひ、お早め
に、ご予約ください。私に予約いただいても対応できますので、よろしくお願いしま
す。



『あしたは晴れる〜私たちの演劇の作り方〜』

2025年10月26日(日)

13:30開場 14:00開演

国指定重要文化財 中家住宅にて(JR熊取駅下車徒歩ゆっくり15分)

作+演出・キタモトマサヤ

音響・大西博樹

出演・あずみ+木っ端+KAORU+KATSUYO+風見鶏大+野口幸子+キタモトマサヤ(出
演者の推定平均年齢は68歳くらいです)

入場料金・1000円(前売り予約のみ。当日券はありません)

予約Mail・ koppa31@gmail.com





posted by yu-gekitai at 09:29| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年10月01日

30日(くまとり劇倶楽部 日輪草『あしたは晴れる』稽古は最終段階。)

上演の新作は奇妙な構造のエンゲキ。っていっても私にとっては何でもないのです
が。

日輪草の公演『あしたは晴れる』の稽古が大詰めを迎えております。〈学び〉の稽古
から〈本番仕様〉の稽古へ。小返しをしながらの通し稽古。私、容赦なく厳しい、鬼
の演出家と化しております。日輪草のみなさんのファイトに、感激。台本21枚のうち
10枚目まで。熊取交流センターすまいるズ煉瓦館にて。



『あしたは晴れる〜私たちの演劇の作り方〜』

2025年10月26日(日)

13:30開場 14:00開演

国指定重要文化財 中家住宅にて(JR熊取駅下車徒歩ゆっくり15分)

作+演出・キタモトマサヤ

音響・大西博樹

出演・あずみ+木っ端+KAORU+KATSUYO+風見鶏大+野口幸子+キタモトマサヤ(推
定平均年齢68歳です)

入場料金・1000円(前売り予約のみ。当日券はありません)

予約Mail・ koppa31@gmail.com



あと、私への直接のご予約もよろしくお願いします。
posted by yu-gekitai at 09:30| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年09月28日

26日(劇団道化座を観た。)

『母の肖像』作・渡辺鶴(須永克彦)、脚色+演出・おおやかづき、兵庫県立芸術文
化センターにて。

神戸を舞台に、戦後から震災前までの昭和・平成の時代を、主人公の母への視点で振
り返るというコンセプト。スケッチの前半部と、主要登場人物が年を経てからの、あ
の頃は、の同窓会的な昔語りの後半部。

俳優さんの演技は安定しているし、三演を重ねる舞台なので、スタッフ・ワークもそ
つがない。良いものを観劇したような気分になれそうだが、そうはならないのには、
ちゃんと理由がある。野暮なことだと思うので、それはここには記さない。
posted by yu-gekitai at 09:31| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年09月14日

14日(くまとり劇倶楽部 日輪草の稽古は佳境に入りましたよ。)

winmail.dat
こんなことありませんか?

さるお店に入って腰をおろして、日本酒を頼みましたら、「お湯割りにしますか、水
割りにしますか」と店員さんに問われたこと。

私はあります。



さて、くまとり劇倶楽部 日輪草の公演が、いよいよ迫ってきました。



『あしたは晴れる〜私たちの演劇の作り方〜』

2025年10月26日(日)

13:30開場 14:00開演

国指定重要文化財 中家住宅にて(JR熊取駅下車徒歩ゆっくり15分)

作+演出・キタモトマサヤ

音響・大西博樹

出演・あずみ+木っ端+KAORU+KATSUYO+風見鶏大+野口幸子+
キタモトマサヤ(推定平均年齢68歳です)

入場料金・1000円(前売り予約のみ。当日券はありません)

予約Mail・ koppa31@gmail.com



あと、私への直接のご予約もオッケーです。



日を重ねるごとに稽古の厳しさも増してきました。鬼の演出家となっております。

さらに、私も出演します。

まあ、いってみれば典型的なメタ演劇です。全体がアヴァンギャルドで入り組んだ構
造のコントのような感じで、出演者のみなさん、ムツカシクて大変です。お客さんも
混乱して、アタマがオカシクなるでしょう。

是非、観にきてくださいませ。

よろしくお願いします。
posted by yu-gekitai at 13:29| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年09月02日

31日(劇団五期会を観た。)

winmail.dat
『歌姫』作・宅間孝行、演出・井之上淳、谷町劇場にて。

こんなヤツいてへんやろ、とか、こんな反応はオカシイやろとか、ツッコミどころが
多い台本だが、作者独自の美学がそうさせているのだと理解することにした。吉本新
喜劇の文芸版(文学版ではない)ということだろう。

中堅から若手俳優、プラス新人3人を配したキャスティングが見事。そのなかにどー
んと一枚、尾崎磨基さんを据えて、若手劇団にはないバランス感覚を保っている。扇
の要に尾崎磨基さんを据えることで若手俳優にとっても、大きな安心感を持たせるこ
とができただろう。さてこの舞台のイチバンの感想は、俳優陣の充実、ということに
尽きる。パワー重視のストレートな演技で単純な人物造形であるのだけれども、全て
の登場人物が、愛せるのだ。そもそもこの、愛せる、という感覚の所在は、戯曲にあ
るのか、演出者のプランにあったのかはわからないが、俳優たちがこのお芝居が好き
で好きでたまらないという気持ちがしっかりと伝わるし、きっと素晴らしく良い稽古
場での時間だったのだろうと想像させられる。とくに勝村愛さんの進境著しさをここ
に書き留めておきたい。

私ごとになるのだけれど、出演俳優14名のうち、新人の方ひとりを除いた13名の方
と、かつてご一緒させていただいたことがあることに驚きと感慨。その節はお世話に
なりました。みなさんの熱い演技に私の胸も熱くなりました。そして宅間氏の戯曲に
も、まんまと乗せられました。悔しいけれど熱いものがこぼれ、ませんでしたが、決
壊寸前でおました。

空間をうまく使い切った舞台美術もほめられてよいだろう。

劇団五期会の若手俳優の充実ぶりは、今後の劇団の躍進を大いに期待させる。
posted by yu-gekitai at 11:42| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年09月01日

30日(劇団コーロを観た。)

winmail.dat
『モモ』原作・ミヒャエル・エンデ、脚色+演出・棚瀬美幸、クレオ大阪南にて。

私が大学生だったころ、クラス内で、「『モモ』読んだ?」なんて会話があった。な
んせ文学部だったもので。ベストセラーだそうで、耳にする評判も高かった。箱入り
のステキな色合いの本を買った。読んだ。私の感想は、ツマラナイ、だった。『星の
王子さま』とは比べるべくもない。なんでこれがほめられるんだろう、と思った。筒
井康隆(私ン家の遠縁にあたるそうだ)や都筑道夫さんがひいきだったころだ。作者
エンデの思想は理解できるし少しは共感もできる。でもモノガタリは、ストーリーを
運ぶためのご都合主義のようで、作者が短い文章で示した方がわかりよさそうなもの
だ、と思った。本は読み終えてすぐに古本屋で換金した(か、友人に進呈したか、
だ)。本棚に並べておく気にもならなかったのだ。

そのモノガタリが原作の舞台。

舞台は6枚の出入り自由な白っぽい布が、ゆるやかなアールを描いて客席を向いてい
る。それが影絵を写したり映像のスクリーンにもなったりする。歌があり、ダンスが
あり、人形操作がありで、視覚的にも楽しい。音響の使用も秀逸で、70分の上演時間
にリズムとテンポを与える。異世界を彩る照明の美しさは、舞台そのものをインスタ
レーション作品として機能させたといってよい。俳優はモモ以外を5人で22役演じわ
ける。盛りだくさんである。観るべきものはたくさんある。しかしドラマの柱が伴わ
ないような気がした。ストーリーの優位性に甘んじてしまっている。本を読んだ時と
同様の感覚。それはひとえに私と『モモ』との相性の悪さの再発見であった。

俳優ではモモを演じたみやちともこさんの無垢でしなやかな演技に魅かれたが、6人
全員がほめられてよいと思う。

「遊び」や「モノガタリ」をするニンゲンとしての時間、なんて台詞があったと記憶
しているが(あいまいです。すみません)、観客席にいる時間こそがそれであったと
思うし、その時間を与えてくれたこの作品には謝意を示しておきたい。特に、俳優6
人という少人数での見せ方に、大変な困難と苦労が伴ったであろう脚色演出の棚瀬美
幸さんとスタッフのみなさん、お察しします。ご苦労さまでした。
posted by yu-gekitai at 10:52| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年08月24日

21日(大阪劇団協議会劇フェス2025前夜祭に参加した。)

winmail.dat

前夜祭パーティーは楽しかったです。スピーチも長すぎてごめんなさい。はしゃぎす
ぎてしまいました。谷町劇場にて。

で、散会後の退出間際に教えていただいたのですが、谷町劇場の掲示スペースに、テ
アトロ誌9月号のあるページのコピーが張り出してあって、驚き。3月に上演した
『あのころはフリードリヒがいた』が、今年の上半期のベスト作品に選ばれていたの
でした。谷町劇場を運営する劇団大阪に所属する篠原くんも出演しておりましたか
ら、掲示されていたのでありましょう。なんも知らんかったわ。9月号ということは
つい数日前の発売かな。

〈おくまん〉での二次会では私、審査委員であるという立場と、ベスト1作品の演出
者であるという高揚感で、なんか、もしかしたらエラそうな態度で話していたような
気がして、ひとりになってから恥ずかしくなって、ドヨーンと落ち込みました。

posted by yu-gekitai at 09:53| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年08月01日

31日(継続&再演。)

熊取町文化ホールから電話をいただき、第2回目の「伝承横山音頭大会」開催のオ
ファーをいただきました。今年と同じ時期。お盆の3週間ほど前。やるしかない。あ
りがたいことです。

また、今年の3月に、大阪演劇見本市にて上演された『あのころはフリードリヒがい
た』の、再演がありそうです。ありがたいことです。
posted by yu-gekitai at 07:41| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月31日

30日(劇団第一主義を観た。)

winmail.dat
『熊野(「近代能楽集」より)』作・三島由紀夫、演出・沢渡健太郎、STAGE+PLUSに
て。

私にとっては、長年にわたって演出してみたいとふとこっている(西村賢太さんのい
いまわしでおます)「近代能楽集」からの珠玉の一編。沢渡さんの演出からは、戯曲
との格闘の跡がしっかりと見える。空間にもテンションが張り巡らされていて毅然と
していて好ましい。ドラマを構築する手つきもあざやかだ。戯曲が素晴らしいので安
心して楽しめた。だがしかし、演出者に些細な迷いがなかったか、という思いはぬぐ
えない。具体的には俳優の演技と衣装についてだが、どこかバランスを欠いているよ
うに感じたのは私だけだろうか。

posted by yu-gekitai at 11:28| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月28日

27日(伝承横山音頭大会は無事に終了しました。)

winmail.dat
私の企画+構成+演出+司会進行+鼎談ではファシリテーター+舞台監督と、ウソで
しょ、てな具合です。今日が近づいてきてからは、舞台監督として、タイヘンでし
た。特に今日は、24人の出演者さんとの場当りも進めなくてはならないし、舞台と3
つの楽屋をいったりきたり。あっという間に開演して、あっという間に終演して。そ
れにしても、延々50分の横山音頭、大迫力で素晴らしかった。

開場を10分早めるほどお客さんがきてくださり、最後には拍手喝采。だれもが認める
大成功に、来年も、第2回を開催することが決まってしまったようです。私はもう知
らんよ。
posted by yu-gekitai at 09:32| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月26日

26日(明日です。「伝承横山音頭大会」。)


7月27日(日)14:00開演(13:30 開場)
熊取町文化ホール(キテーネホール)にて

JR熊取駅下車、のどかな田舎道を歩いて20分です
入場無料・申込不要(ふらっときてください)

第1部 横山音頭研究者による鼎談(となっておりますが、実際には、横山音頭音頭取
り名人と横山音頭愛好家によるよもやま話)
第2部 横山音頭盆踊り振り付けレクチャー
第3部 横山音頭口演「阿波の鳴門 八つ目 順礼子別れ唄の段」



出演
音頭 河合一良+河合慶治
囃子 阪上知子+平井愛弓
踊り子 みえの会
振付指導 中西実恵
企画+構成+司会進行 キタモトマサヤ
posted by yu-gekitai at 08:59| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月22日

22日(「伝承横山音頭大会」公演まで、あと5日。)

迫ってきました。



伝承横山音頭大会〜熊取の盆踊りで歌われる横山音頭とは?〜



熊取町内の各地区の盆踊り大会で歌い継がれてきた〈横山音頭〉。

子供の頃、60年も昔の私の記憶です。割れたスピーカーから響き渡る音頭に導かれ、
提灯のうすぼんやり光る道筋を歩むと、暗がりのその先の闇とともに、盆踊りの櫓が
姿を現わします。それは異次元体験。そこは非日常の空間でした。仮装大会での異形
の人びとの姿が今も瞼の裏に焼き付いています。寝床に入ってからも明け方まで遠く
聴こえる音頭が、寝苦しい盛夏の子守歌でもありました。

私は、熊取に生まれたのに、2006年になるまで、その音頭の呼称すら知らずにいまし
た。それは20歳からの25年間、熊取を離れて暮らしたので、知る機会がなかったとい
うことかもしれません。

〈横山音頭〉は、江戸時代末期から明治時代にはすでに歌われていたということで
す。堺市南部から泉佐野市南部までの山に面した地域(ゆえに横山)に分布したらし
いのですが、現在では熊取町全域と貝塚市山間部の一部でのみに残っているだけなの
だそうです。生物において絶滅危惧種という言い方があるように、伝統芸能としては
まさに、消滅の危機に瀕しているのではと憂うばかりです。

伝承、ということばがあります。社会や集団のなかで、風習や芸能を受け継いで後世
に伝えていく、という意味です。今回、横山音頭を披露してくださる河合一良さん
は、熊取ゆうゆう大学の講座などでも、〈伝承横山音頭〉と称して後進の指導に当た
られておられます。

みなさん、今一度〈横山音頭〉とはなんなのか、熊取町文化ホールに確かめにきませ
んか?

この夏の盆踊りが今までとは一味違って感じられるようになるかもしれません。



7月27日(日)

14:00開演(13:30 開場)

熊取町文化ホールにて

入場無料・申込不要



第1部 横山音頭研究者による鼎談(となっておりますが、実際には、横山
音頭音頭取り名人と横山音頭愛好家によるよもやま話)

第2部 横山音頭盆踊り振り付けレクチャー

第3部 横山音頭口演「阿波の鳴門 八つ目 順礼子別れ唄の段」



音頭 河合一良+河合慶治

囃子 阪上知子+平井愛弓

踊り子 みえの会

振付指導 中西実恵



企画+構成 キタモトマサヤ



入場無料ですので、チケットが何枚売れたとかありませんし、予約申込も不要にた
め、どれだけのお客さまがきてくださるか、まったく予想がつきません。

観客席がガラガラ、という悪夢に苛まれて、眠れない日々をおくっています。



どうぞお時間があればよろしくお願いします。
posted by yu-gekitai at 09:11| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月13日

12日(遊劇体ミーティング。)

天満橋の「おくまん」にて。ミーティングというより呑み会ですか。それぞれの近況
報告など。楽しかったっす。
posted by yu-gekitai at 17:58| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月10日

9日(日本演出者協会関西ブロック総会に出席した。)

winmail.dat
劇団未来ワークスタジオにて。私は、気持ち的には、傍観者という立場で参加させて
いただいた。コロナ禍以降、総会や役員会はオンライン、ZOOMというんですか、それ
での開催となってしまったため、私は役員任期期間中にもかかわらず、辞任させてい
ただいた。 パソコンの画面を通して会話するということが、気持ち悪
くてできなない、という理由でだ。アタマイタナルんですわ。しかし今回、一箇所に
集まって対面で行われる、ということで、自身のオトシマエをつけるつもりで参加し
た。

一般社団法人という団体としての活動の大変さと、より厳しさの増した現状を再認識
できた。新役員のみなさんの奮闘、ご健闘を願うばかりだ。終了後の打ち上げも参
加。今回、再度の関西ブロック代表に就任された、わかぎゑふさんをはじめ、笠井友
仁さん、島守辰明さん、井之上淳さん、しまよしみちさん、田中孝弥さん、山口浩章
氏などと、ちょっとずつでもおしゃべりできて楽しかったです。
posted by yu-gekitai at 15:09| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年06月15日

14日(劇団往来を観た。)

winmail.dat
『甘梨 Accidental Offside』作+演出 小鉢誠治A、インディペンデントシアター
2ndにて。

女優さんたちの熱演の光る舞台。往来さんは声を張るのでホント熱い。孤島を舞台に
した密室連続殺人事件という、クローズド・サークル・ミステリー・ドラマ、と思い
きや、それは設定の枠組みだけで、事件の真の内容は〈狂気が引き起こした〉複数の
犯罪というもので、実際にはミステリーというよりホラーだと理解した。しかもすべ
ての殺人行為をしっかりと見せる演出。それらの点が評価の分かれ目だろうと思いま
す。

興味深かったのは、時間を分割、相前後させる方法で見せる芝居全体の流れ。混乱し
た観客や、なんでそんなことするの、と疑問に思う方もいるかもしれないけれども、
私は好きです。
posted by yu-gekitai at 09:26| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年06月05日

5日(のたり、のたり。)

「のたりのたり」という菓子を食った。
posted by yu-gekitai at 14:53| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年06月03日

1日(劇団未来を観た。)

『来訪者』原作 J・B・プリーストリー、脚本+演出 しまよしみち、未来ワークスタ
ジオにて。

原作は英国の作家プリーストリーの『警視の来訪、』というより『夜の訪問者』とい
う題名の方が広く知られているかもしれない。

まだ6ステージも残っているので、ネタバレは避けますが、岩波文庫の表紙にはこう
ある。「息もつかせぬ展開と最後に用意された大どんでん返し―何度も上演され、映
画化された、イギリスの劇作家プリーストリー(1894‐1984)の代表作。舞台は裕福な
実業家の家庭、娘の婚約を祝う一家団欒の夜に警部を名乗る男が訪れて、ある貧しい
若い女性が自殺したことを告げ、全員がそのことに深く関わっていることを暴いてゆ
く…。」

推理戯曲ということなんだろうけれど、とらえ方によっては、つまり演出の解釈に
よっては、コメディーにもなり、ホラーにもなり、社会派にもなる。

しまさんの演出は、舞台を昭和初期の大阪に移しかえての関西弁での上演。まさに岩
波文庫のアオリ文句そのままに「息もつかせぬ展開と最後に用意された大どんでん返
し」。1時間45分があっという間の出来事でした。私は、社会派コメディのミステ
リーとして観劇していたのですが、ラストの予想もできない展開に予想通りぎょっと
させられました(は?)。深い余韻が残る。俳優の演技も関西弁でありながら節度を
保ち好感度が高い。
posted by yu-gekitai at 08:45| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年05月13日

13日(新作台本書きました。)

4日間で書き上げました。自分の天才ぶりに驚いてます(笑)。まだ読み返していな
いけれど、いいんじゃないでしょうか。『なんじゃ主水』の会話が停滞する(じつは
巧妙に計算されているのですよ)つじつまの合わない会話劇や、古くは『演劇×世界
〜世界は恋人たちを愛してい〜』のコラージュ劇ともまた違った問題作です。メタ演
劇。演劇であるための演劇。『あしたは晴れる』というタイトルです。400時詰め原
稿用紙で47枚、50分くらいの上演時間になると思います。



くまとり劇倶楽部日輪草 第2回公演

『あしたは晴れる〜私たちの演劇の作り方〜』

10月26日(日)14時開演予定

国指定重要文化財 中家住宅にて



今日から稽古がはじまります。今日の本読みが(私が読む)今から楽しみでもあり不
安でもあり。
posted by yu-gekitai at 14:55| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年05月02日

1日(『ぼけますから、よろしくお願いします。〜おかえりお母さん〜』を観た。)

監督・信友直子、製作・フジテレビ+ネツゲン+関西テレビ+信友家、2022年日本映
画。2018年の『ぼけますから、よろしくお願いします。』の続編。アルツハイマー病
を患った母を懸命に介護する90歳台の父。両親を見つめる監督の視点で、ニンゲンと
いうものの偽らざる姿に感動させられる。本作では、前作以上に、老いと核家族化の
厳しさを突きつけられる。いやでも自分自身を投影してしまう。夫婦、親子、地域社
会といったものの暖かさ、性善説というものが基調にあるが、この映画から見えない
ものもあることは確かで、そちらが気にかかる。〈なめくじ酒場〉にて。

このブログに記し忘れていましたけれど、2年くらい前に『ぼけますから、よろしく
お願いします。』も観ている。
posted by yu-gekitai at 09:24| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする