2024年07月14日

11日(『微風の盆』稽古30回目。)

昨日の稽古をはさんで一気にグンとグレード・アップしたように感じた。小返しをし
ながらシーン4まで。
posted by yu-gekitai at 16:19| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月11日

10日(『微風の盆』稽古29回目、そして『灯灯ふらふら』稽古、それから Plant Mさんにアフタートークで出演させていただくこと。)

本日の稽古は私は休み。課題は明確なので、今日は私は稽古場にいない方が良い。

で、私は、熊取町の教育子どもセンターで『灯灯ふらふら』の稽古。



くまとり劇倶楽部「日輪草」旗揚げ公演

『灯灯ふらふら』

作+演出 キタモトマサヤ

9月29日(日)14時開演

国指定重要文化財 中家住宅にて







ウイング再演博覧會 Plant M No.22

『WWW』

作+演出 樋口ミユ

7月14日(日) 11時開演

ウイングフィールドにて

上演後のアフタートークに出演させていただきます。

実は私、『WWW』初演時の出演者でした。大阪、東京、神戸と、ステージ数も多
かったし、深く印象に残る作品でした。再演を拝見させていただくのはとっても楽し
みです。
posted by yu-gekitai at 09:18| 京都 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月10日

9日(『微風の盆』稽古28回目。)

本日から、稽古場の部屋が変わり、せまくなった。

衣装を着けての通し稽古。とってもオモシロかった、というのは作者としての感想
で、もっともっと完成度をあげる余地を残している。

タイムは1時間15分だった。ちょうどよい、が、濃い1時間15分でもある。
posted by yu-gekitai at 10:04| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

8日(『微風の盆』稽古27回目。)

稽古用の便宜上の区切りである、シーン1から4を、シーンごとに通す。セリフの精度
の不十分さをのぞけば、後は稽古を重ねることによって、なんとかなるだろう。

あまりやり切れていないシーン5だが、これもまた、カッコいいものになるはず。も
う一息。

そう、今回は、カッコいい、を目指している。ええカッコをする、という意味ではな
く、舞台上での俳優たちの存在のこと。
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7日(明倫ワークショップ。)

「『微風の盆』戯曲のヒミツ〜泉鏡花戯曲と比較する〜」

たぶんですが、情報が告知されたのは7月3日。ワークショップ開始時間まで、4日間しかなかったのだ。きっと申込者ゼロ、を予想した。

ところが、3名の方から予約が入っていたのだ!

ありがたや、なんということ、うれしい、すばらしい。しかも、参加者の3名の方が、いずれもまた、ステキな方ばかり。うわ−、いい人、ありがとう、という気持ちでした。京都芸術センターの担当の方も、ボランティア参加の記録係の方も、なんか知らんが、今日集まってくれた人みんなステキ。ありがとうございました。わがまま勝手に、楽しく、楽しく、好き放題やらせていただきました。村尾さん、クボちゃん、中田くん、突然のアレやれ、コレやれ、すみませんでした。

『微風の盆』のヒミツ、すべて暴露しちゃいました。
posted by yu-gekitai at 00:48| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6日(『微風の盆』稽古26回目。)

自分なりにオモシロい芝居であるという確信が持てる。俳優のみなさんの演技も素晴
らしく楽しいものになっている。パンダさんとかクボちゃんカッコイイ。だけれど、
全体の流れとしては、台本の台詞のせいだろうか、キレイに台詞が並ばないのであ
る。
posted by yu-gekitai at 00:32| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月06日

5日(『微風の盆』稽古25回目、そして明倫ワークショップのこと。)

winmail.dat
本日も稽古を休ませていただいた。今日は私、稽古場に行きたかったのだけれども、というのは一昨日の稽古のその先をとても見たかったので。だけど、なんでか多忙す
ぎてどうにもならん。地元にて、ケンカ中。

ところで、明後日の7日(日)は18時30分より、20時30分まで、「『微風の盆』戯曲のヒミツ〜泉鏡花戯曲と比較する〜」というのを、京都芸術センターの制
作室7で行わせていただきます。タイトルは私が名づけたわけではありません。こんなことやったらどうかな、ということをパンダさんにいったから、パンダさんがつけ
てくれたのでありましょう。

受講料は無料です。京都芸術センターに申し込んでください。

しっかし、この情報が公開されたのはたぶん一昨日ですよ。情報公開から4日目が本番ですよ。だれも知らないうちに、だれも参加者がいないまま、だれにも知られ
ず終了するのではないかなと、思っております。

ということも踏まえて、以下の内容でやらせていただくということを、公開しておきますわ。





0,まずは、お芝居の冒頭部分を観ていただきます。



1.『微風の盆』という芝居について、作者が知られたくないこと、をレクチャーします。

  ・口説き、という枠組みでの構成になっていること。

    盆踊り、浄瑠璃本・講談本、仮装大会

  ・夢幻能の構造を持つこと。

    死者の登場、告白、シテ・ワキ・アイ(話の展開の説明とストーリーの盛り立て役)、

  ・死者である登場人物が、死んでから以後のことにも触れること。

  ・1969年のアングラ演劇を意識していること。

ギャグ、パロディ、アヴァンギャルドなどの際立つ風潮

  ・演技スタイルの変更、

  ・私の戯曲の特徴とされる「リアリズム演劇のそれよりもリアリズムに徹した作風」を完全に捨て去り、ツクリモノに徹したこと、



2.泉鏡花さんの戯曲に見られる奇想。

  ・大正2年(1913年)12月発表の2作品『海神別荘』『恋女房』の大胆は発想。

    『海神別荘』に登場する、遠隔カメラ(実況中継)、なんでも調べれば文字が浮かびだす辞書(ネット検索)、

    『恋女房』に登場する、「器械でこしらえた船」という、治療器具。



3.『恋女房』のラスト・シーンをテキストとして、リーディングをしてみましょう。



4.生と死の混在は夢幻能の特徴そのものですが、鏡花さんの奇想よろしく、

  ・「宇宙では、死者の魂とでもいうべきものは、生前の記憶を残したまま分子原子素粒子レベルで、新たなナニカを生み出すためのエレメントとして漂ってい
る。それを霊魂と名付け、盆踊りのある種の祭礼が、霊魂を呼び寄せた。さて、登場人物のうちで、自覚していない一人マリアとなのる若き女性は、ナニモノに取り憑か
れたのか、いや結果的に、そう見えただけなのか、なにが5人を呼び寄せたのか、そんなモノガタリ」です。

取り憑かれる、が、この芝居における、盆踊り大会の仮装であるわけです。

・登場人物は、宇宙空間に漂っているエレメントでありますから、天空から地上を見下ろせる、という趣向を取り入れました。

・チラシなどでもいっさい語っておりませんが、『微風の盆』は、以下のようなサブ・タイトルを持っています。

「現代版(1969年版)聖母マリアさまにまつろう霊魂のモノガタリ」



posted by yu-gekitai at 13:23| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月04日

3日(『微風の盆』稽古24回目。)

『微風の盆』は、いつも通り1幕もので、上演時間は1時間15分の予定。切れ目らしい
切れ目はないが、台本では稽古場用に、便宜的に5つのパートに分割している。本日
は、パート1から3までで、稽古時間終了。大きな変更が4か所あり(パート5も含
む)、ますます深化している。稽古時間があっという間に過ぎ去る、とっても良い稽
古でありました。
posted by yu-gekitai at 12:22| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月03日

2日(『微風の盆』稽古23回目。)

本日も私は、稽古お休み。〈ちゃんとしていない稽古〉になるので、鬱陶しい演出者
はいない方が良いのだ。〈ちゃんとしていない稽古〉でも〈ちゃんとなる〉。



それにつけても、イソガシイ。成り行きでプロデューサーのような役割を4公演も抱
えてしまっているのだ。こんなにしんどいとは。そのうちのひとつ、昨夜、会議を
持ったのだが、頑迷な主催者側(?)と、細部を詰め切れず、物別れのようなカタチ
で、結果、公演自体を、ご破算、にしてもらった。私の選択肢としては、それしかな
かった。22時前に帰宅して、そのままひとりで苦汁とともに午前3時くらいまで、う
まくない酒。それを本日もまだ引きずっている。当分は癒えないだろう、たぶん今年
中は。
posted by yu-gekitai at 07:42| 京都 | Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月30日

29日(『微風の盆』稽古22回目。)

本日は、私はお休み。昨日の稽古を検証するような稽古になったに違いない、なんて
思っている。
posted by yu-gekitai at 15:22| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

28日(『微風の盆』稽古21回目。)

通し稽古をやってるのですけれど、どんどん、あるいは、少しずつ、進化そして深
化。俳優さんたちは、楽しそうだったり、苦しそうだったり、辛そうだったり、さま
ざま。
posted by yu-gekitai at 14:45| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月27日

26日(『微風の盆』稽古20回目。)

私は、今日の稽古場には不要だろう。という理由だけではないが、稽古はお休みさせ
ていただきました。
posted by yu-gekitai at 11:15| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月26日

25日(『微風の盆』稽古19回目。)

まだまだ粗いし、台詞も出にくかったりしましたけれど、台本を手から放しての、通
し稽古となった。個人的には、とってもオモシロい芝居になると確信している。『微
風の盆』単独でオモシロがられるだけでなく、ツダ・シリーズと呼んでいただいてい
るなかに、この芝居が入ることが痛快だ。シリーズ全体の奥行の深さになるのではな
いのかな。記憶は定かではないけれども、遊劇体の公演の中では、いちばん上演時間
が短いものになると思う。

本日は、舞台監督さん、作曲家さん、照明さん、音響さんに加えて、新聞記者さんも
稽古場に。課題は多いが、進化の過程が楽しい。
posted by yu-gekitai at 13:51| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月24日

23日(『微風の盆』稽古18回目。)

本日の稽古も、私は休み。稽古場に大きな変化があったようです。早くそれを確認し
たい。
posted by yu-gekitai at 11:00| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月22日

21日(『微風の盆』稽古17回目。)

本日も私は、稽古をお休みさせていただきました。要するに、稽古の現場に演出家は
不必要やろ、という日です。俳優だけでできますから。

私は、海図を描いて、時どき羅針盤となるナニカを示す、という役割かな。

ちなみに私も俳優として出演していますが、大丈夫だと断言しておきます(ホンマ
か?)。
posted by yu-gekitai at 15:54| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月20日

19日(『微風の盆』稽古16回目。)

今日は、前半は〈ちゃんとしていない稽古〉、で、後半は〈ちゃんとした稽古〉。い
ずれも、濃密な良い稽古になった。進化しているというか土台を整えているという
か。
posted by yu-gekitai at 13:52| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

18日(NPO法人大阪現代舞台芸術協会の総会に参加した。)

winmail.dat
遊劇体の劇団員としての参加。私は、おおよそ12年くらいぶりに参加したのですが、
変わったなあ、という印象と、変わってないなあ、という印象を同時に感じた。まあ
端的にいえば、理事や参加団体の顔ぶれが変わったなあということと、組織としては
良い意味で変わっていないなあ、ということ。

岩崎くんや高橋恵さん、長澤さん、樋口さん、ののさん、高安さんら、旧知の方がた
と久しぶりにおしゃべりできたのは楽しかった。
posted by yu-gekitai at 13:45| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月17日

16日(『微風の盆』稽古15回目。)

戯曲の性質上、俳優のみなさんは台詞を入れるのが大変でしょうけれど、そこのとこ
ろはしっかりとよろしくお願いします。

良い稽古になった。最終的な姿が、見え始めた。
posted by yu-gekitai at 14:04| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

15日(『微風の盆』稽古14回目。)

俳優のみなさんを苦しめ、スタッフのみなさんを悩ませる台本。多層構造の、実験的
というより、狂気の台本、と自分でいってみたりして。しかし、狂気に見えようが、
意識的にであるから、私的には、くっきりと筋が通っているのです。
posted by yu-gekitai at 14:00| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月12日

11日(『微風の盆』稽古13回目。)

winmail.dat
少しずつ、確実に進化している。

音楽のマツキさんに、サンプルを聞かせていただく。芝居の方向性と合致していて、
さすがだなあと感心する。マツキさんとは、2021年の『トロイアの女たち』以来。
もっと昔かと思ったらたったの3年前か。どうも時間の感覚が、壊れ始めているなと
感じる。カラダも脳も、いろいろなポンコツさである。
posted by yu-gekitai at 10:08| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キタモトのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする